中妻じょうた

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地元議員が来ない(4)—「陛下が来たのに、議員が来ない」(7/29 南三陸)

前回は7/25のお話でした。
その後私はいったん帰京し、7/29にもう一度宮城県に向かいました。事前にお約束した何カ所かに家電をお配りするためです。

冷蔵庫などの大型家電を輸送するため、仙台で2tトラックを借りました。



2tトラックの運転は初めてでしたが、まあ、大体のことはやれば何とかなるもんです。



上は、石巻市街地を走行中の写真です。
ご覧の通り、7/29時点ではまだ街は機能しているとは言えない状態でした。

今は、再オープンした店が増えているはずだ…と、信じています。

この日は、石巻で家電を積んだ後、南三陸町歌津の泊浜地区というところに向かいました。
歌津岬の最先端部にあたります。
自宅避難をされている方が多く、交通の便が非常に悪いため支援も十分ではなく、少しでも家電を回してもらえないかというお話を受けて、こちらに向かいました。



カーナビが指示するとおりに来たら、道がなくなっていました。津波で地形が変わってしまったところは本当にたくさんあります。
2tトラックを転回させるスペースなどなく、バックで数百m戻ることになりました。

ともあれ、なんとかお約束していた場所に着きました。



泊浜で民宿「高倉荘」を営む高橋才二郎さんの元に冷蔵庫などの家電を届け、合わせて、震災にまつわるお話をいろいろ伺いました。

高橋さんは4ヶ月もの間、泊浜の2つの避難所600人のお世話を続けてきました。お話を聞いた日の前日に仮設住宅の鍵が行き渡り、90%の方が仮設に入れるということでした。

物資の確保だけではなく、コミュニティ運営の上でも、大変難しい調整を続けてこられました。150人いた避難所で、どうしても50人を減らさなければならず、若くて健康な人に頭を下げて避難所から出てもらったこともあるそうです。心からの敬意を表します。

完全に孤立、自衛隊と米軍が救援

「津波で道路が遮断され、この泊浜地区は完全に孤立した。自衛隊と米軍に発見してもらったから助かった。10日くらいの間、米軍が船で物資を持ってきて、ヘリコプターからパラシュートにつけて物資を落としてくれた。物資の落とし方の正確さは本当に驚いた」

「震災から1ヶ月後くらいから、自衛隊の潜水艦救難艦『ちよだ』が来てくれた。おかげで地区の600人が風呂に入ることができた。40人ずつ船に行くんだ。散髪もできた。本当に助かった」

「天皇陛下が来たのに、議員が来ない」

行政や議員に対しては、高橋さんの評価は辛辣でした。

「自衛隊が遮断された道路を直してくれた。町は何もしていない。県道も直していない」

「水道が復旧したのは震災から3ヶ月後だ。それまでの間、水を確保するために、片道6kmの道を歩いた。帰りにはボトル12本を担いでくるんだ」

「町議会議員は全然見ない。4/27には、避難所となった歌津中学校を、天皇・皇后両陛下がお見舞いに来てくださった。議員は一度も避難所に来ていない」

海の幸で復興を

しかし、元来三陸の海は、日本最高の漁場のひとつです。漁にさえ出られればきっと復興できる。高橋さんは希望を捨てていません。

「泊浜のアワビは日本一だ。皇室にも献上している。両陛下がおいでくださったのはそういうご縁もあると思う。11/1にアワビ漁が解禁されるが、調査ダイバーが潜って調べたところ、かなりの数のアワビがいることがわかった。豊漁のときは3時間で15トン取れるんだ」

「タコが大漁だ。2年分は取れそうだという見通しだ。9月中旬には秋ザケも始まる。港のかさ上げ工事も始まる予定だ。必ず復興してみせる」

高橋さんの魂は、このセリフに集約されるでしょう。

「うしろ向いてても、しょうがないんだよ」

(続く)

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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