中妻じょうた

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井上温子議員に抗議いたします

これから、とても書きたくないことを書きます。 他者を名指しで批判することなど、本来やるべきではありません。ましてやそれが同じ板橋区議会の同僚であり、私も若い力として期待していて、選挙時には影ながら支援もした方であればなおさらです。 このような文章がお嫌いな方も多いと思います。そのような方はどうぞこの先は読まず、ブラウザをお閉じください。 しかし、何度も直接率直なところをお話しして理解を求めたにもかかわらず、とうとう10/21の本会議で最悪の行動を取り、しかも議長から厳重注意を受けたにもかかわらず自分の非を認めず発言を取り消そうともしない態度、その上ブログやTwitterでは都合の悪いことに何も触れず自己を正当化する発言ばかりを繰り返す態度に、もはや黙っているわけにはいかないと考えました。 このままでは、ネット上の言葉の暴力によって、正しい民主主義が歪みます。 これ以上現状を放置することはできません。 ここに、板橋区議会議員・井上温子氏に対して抗議の意を表明します。  

「匿名」と「編集」が民意を歪める

10/21の本会議において、区議会規則の改正案が提出されました。それは、これまで明文化されていなかった、傍聴席へのPC持ち込みの禁止を明文化することを提案するものでした。 井上温子議員は、この改正案に対し、反対の立場で討論を通告していました。 そもそもここに至るまでの経緯にも非常に問題があるのですが、まずは私自身の立場を明確にしておきます。 私は本改正案に対し、起立して賛成をいたしました。 「日本で最もITに詳しい議員」を自認する者として、現状においては、傍聴席にPCを持ち込むべきではないと考えています。 それは「特定の考えに偏った者が、悪意ある編集によって民意を動かそうとすること」を危惧するからです。 さらにそれが「匿名の隠れ蓑」のもとに行われると、最悪の状態になります。 Twitterの自由さ、速さ、臨場感は私も愛してやみません。しょっちゅうバカバカしい話を書いています。 しかし、区民の生活を大きく左右し多額のお金も動く、議員としてのオフィシャルな発言は、大変に気を使って書いているのです(これでも^^;)。 それでも失敗し、多くの方々にご迷惑をおかけしてしまったこともあります。 ところが、フォロワー数などというその気になれば恣意的に増やせる数字を盾にとって自分の言質を正当化し、好き勝手なことを書き始めたらどういうことになるでしょうか。 Twitter上では、ちょっと小気味よさげなことを書けば簡単にリツイートされます。実現性や正当性の検証が何もされてない、見た目だけの言葉があっという間に場を支配し、あたかもそれが民意であるかのごとくに演出することができます。 そして「編集」という恐ろしい暴力が存在します。 前後の文脈をまったく無視して、発言の一部分だけを切り抜き、勝手な解釈をくっつけて流布させれば、対立勢力を追い落とすことができるのです。 編集の暴力に屈し、議員職を辞することになった政治家は数知れません。 井上温子議員は、まさに今、私が懸念したとおりのことをやっています。 信念などという聞こえのいい言葉で自分を正当化しながら、それぞれ数千人の区民に支持されて当選してきている全議員を貶めています。 これまで長年、誠実に真摯に区民のために働いてきた議員が、ネット・リテラシーがないというだけで、何の防御手段もないまま抵抗勢力扱いされています。 こんなことが本当に許されていいのでしょうか? 以下の記事は、過去にTwitterで私が引用したものです。 本当は井上温子議員に読んでほしかったのですが、残念ながら真意が伝わらなかったようです。 この牢獄の看守はあなた ネットに生まれた「まなざしの権力」:日経ビジネス 現時点でも、傍聴席から退出すればTwitterに書き込みができてしまいますので、問題を完全に防げているわけではありません。 ですが、少しでも歯止めをかけることは意味があると思います。民主主義を歪める言葉の暴力に対して、議会の姿勢を示すことにもなります。 以上の理由により、「現時点では」傍聴席へのPC持ち込みは禁止せざるを得ないと考えています。 個人的には、議会改革調査特別委員会で議論しながら、傍聴席にPC持ち込みを許可するための条件を整えていけばいいと考えています。 もし傍聴者がPCを持ち込む目的がネットへの書き込みではなく、メモ取りや議会資料の閲覧にあるのであれば、区議会事務局でPCを用意して貸し出すといった案が考えられます。そのPCにはフィルタリングソフトを仕込んでおけばいいわけです。 また、これまたあくまで個人的に暖めていたアイディアですが、「区民ボランティア記者の登録制度」なんてのはいいんではないかと思っていました。 匿名かつ恣意的な編集が問題になるわけですので、本名や連絡先を区議会事務局に登録してもらって、公平中立な報道を心がける旨の誓約書でも一筆書いていただき、一定のルールの元に積極的に活動していただけるのであれば、むしろ様々なツールを活用してどんどん報道をしていただいていいのではないかと思っていました。 こういう話も、全部、井上温子議員にしていました。 その上で井上温子議員は、10/21の暴挙に出ました。 私の言葉がまったく伝わらなかったのかと、残念でなりません。心の中で血涙を流す心境です。 このようなアイディアも、井上温子議員のおかげで、まともに検討できる状態ではなくなってしまいました。 現在進行中の議会改革特別委員会の議論も、これでは後ろ向きになりかねません。 今、最も板橋区議会改革の足を引っ張っているのは、他ならぬ井上温子議員だということです。  

あまりにも幼稚な発想、身勝手なやり方

次に、井上温子議員の暴挙とはどういうものだったのかという背景をご説明しておきます。 そもそもの発端はと言えば、井上温子議員の関係者が「規則に明記されていないので」傍聴席にPCを持ち込もうとして、議会慣行ということで区議会事務局に止められたことにあります。 (2013/9/8: 井上温子議員より、事実関係に違いがあると指摘を受けたため修正・加筆しました) そもそもの発端はと言えば、井上温子議員が委員会にPCを持ち込みたいと要望したところ、議会事務局に前例がないとして止められたということにあります。 この時点では一人会派が議会運営委員会に諮問事項を上げる手続きがなく、井上温子議員は自分で各会派の幹事長と相談しようとしていたところですが、議会事務局は2011年第3回定例会の中で申し合わせまで策定する日程を考慮したため、井上温子議員の許可なく、幹事長会または議会運営委員会で検討をしてもらうよう事務局から依頼を行いました。 この点については、議会事務局は「不適切だったと考えている」とコメントしています。 議会規則を変えるには手続きが必要です。PCやネットが当たり前の時代に規則が急に変更できず、やむなく議会慣行扱いになるということはあり得ることです。 それを、「規則に書いてないならやっていいはずだ。事務局判断による横暴な対応だ」などと解釈したわけです。 ルールとして明記されてないことなら、何をやってもいいんでしょうか? 発想の幼稚さにあきれます。 そして、選挙時の公約はどこへやら、PC持ち込み問題に注力するようになってしまった井上温子議員に対し、議会運営委員会は「PC持ち込みについては議会改革調査特別委員会で議論すべし。しかし現状としては規則に明記するほかない」と結論を出し、議会に対して「議会運営委員会提案の議案として」提出しました。 しかし井上温子議員は、10/21の本会議における反対討論において「この議案は区議会事務局による提案である。区議会事務局が公平性を欠いている」という事実誤認に基づいた討論を展開しました。 事実誤認を本会議の場で堂々と主張すれば、野次くらい飛んでも致し方ありません。 しかしおそらく、ネット中継を見ている方にはこの背景は伝わらないでしょう。あたかも自分が不当にいじめられているかのごときパフォーマンスになるわけです。 そして討論の中で、まったく根拠も説明することなく、板橋区議会は遅れている、他の区議会議員が保守的だといった論旨を展開し始めます。 もうめちゃくちゃです。 議会改革に向けて努力していない会派などありません。議会改革調査特別委員会の議論は、井上温子議員も傍聴して知っているはずです。 知っていてこんなことを言い出すのなら、ただのパフォーマンスだと言われても仕方がありません。 私が最も許せないのは、他の、それぞれ数千人の区民に支持されて当選してきている45人の議員が、何もやっていないとでも言わんばかりの論旨です。断じて認めることはできません。 議場で、普段は明るく人付き合いのいい女性議員が、激しい怒りの声を張り上げるのが聞こえました。私は彼女の怒りをもっともだと思います。 これがまさしく「特定の考えに偏った者が、悪意ある編集によって民意を動かそうとしている」こと、そのものではないでしょうか? 私はいくつかの地方議会の様子を知っていますが、板橋区議会は大変環境のよい議会だと思います。様々な世代・出身の議員が揃っており、いろいろ意見の違いはあれども、必要に応じて超党派で話し合う環境が醸成されています。これは引退した方々を含め、長年板橋区議会で尽力されてきた多くの議員の努力の賜物だと思います。 そのような背景を完全に無視し、他の議員を敵と決めつけ、あまつさえ区議会事務局まで非難して、いったい何を目指すのでしょうか。 井上温子議員に投票した有権者の方々、井上温子議員を一生懸命支援した支持者の方々は、そんなことをやってほしくて投票したのでしょうか。 井上温子議員を支持していた方のひとりからお話を聞きました。 旧高島七小の活用について、高齢者と若者の交流を含めた提案を作ってほしいとお願いしていたのだけれども、井上温子議員はPC持ち込みの話で忙しいらしく、取り合ってもらえなかった、とのことでした。 あなたがやらなければならないのは、どっちの件なのでしょうか。 今からでも、議長の注意を受け入れ、議会での発言を訂正し謝罪することを強く求めます。  

ITを活用されている有権者の皆様へ

最後に、ITを活用されている有権者の皆様に、私からひとつお願いがあります。 私が賛助会員として参加している板橋区武術太極拳連盟の大会が近づいていまして、普段PCに慣れていない方々がパンフレット作成で悪戦苦闘していたのを見かねて、私が引き受けました。2日ほど徹夜に近い状態でしたが何とか仕上げました。 その中で、メーリングリストを作って差し上げたり、Dropboxでのファイル共有を進めたりしたのですが、それを理解することも利用することもなかなか難しく、ご家族に手伝ってもらったりしてなんとかファイルを開いたり、それも難しくて結局FAXで送ったり、といった状態でした。 これが、ある意味普通なのだと思います。 未だ大多数の市民は、TwitterもFacebookもやっていません。 それを、さもやっているのが当たり前、そっちがついてこい、という姿勢は、決して正しくないと思います。 ネットリテラシー向上策は当然講じるべきでしょうが、大半のご高齢の方にとっては困難だし、まずなぜそれが必要なのかを理解するのもなかなか難しいというのが現実だと思います。 正しい民主主義とは、そういった方々への配慮も含んでいるものだと私は思います。 ぜひそのような「サイレントマジョリティ」がいることを、心の片隅に置いてほしいと切に願います。  

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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