中妻じょうた

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本当に動く「PDCAサイクル」とは――行政評価委員会を傍聴

2012年初めてのブログ記事になります。
2011年、これほど何かが“終わった”または“一区切りついた” 感じのしない一年は初めてです。
私もまだまだ七転八倒中といいますか、新しい活動体制の構築に向けてバタバタしているところです。

掲げた政策についても、実際に議員として働く中で新たに見えてきたことも踏まえて、見直しと更新をかけなければならないと思っています。
もう少々お待ちいただければ幸いです。

 

スタートして10年を迎えた板橋区行政評価委員会

さて、本日は午前中、行政評価委員会の傍聴を行いました。

板橋区行政評価委員会は有識者や区民有志によって構成され、以下3点を目的としています。
  • 区政の説明責任の確保と区民の行政参加の促進
  • 行政サービスの質の向上
  • 職員の経営意識・改革意識の向上
板橋区で実施している各種事業を評価し、それらに対して改善や、場合によっては休廃止の提言などを行なっていきます。
実施方法は異なりますが、目標とするところとしては「事業仕分け」と共通するものがありますね。

行政評価は開始してから10年を迎えるとのことですが、10年行なっていく中で様々な課題も浮かび上がり、このタイミングで制度自体の改善を行うべきだということで、本日は制度改善の方向性について話し合われました。このタイミングで傍聴できたというのは大変幸運なことでした。
よく準備された資料に対して、委員の皆様がキレのある質問・意見を述べるという、とてもレベルの高い会議だったと思います。

しかし、やはり論点は一箇所に集約されていきます。
「どうやって成果につなげるか」です。

 

Cから、どうやってAにつなげるか

行政側の事務局、および委員の双方から挙げられた共通の問題提起が「Cから、どうやってAにつなげるか」というものです。

ここで言っているのは「PDCAサイクル」のことです。近年ではだいぶ知られるようになりました。
「Plan(計画立案)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(総括※)」 を繰り返すことで、継続的な改善を図っていくという考え方です。

(※余談 )

よく「DoとActionはどう違うんだ」という議論がありますが、あくまで個人的な解釈として、「A」は総括・反省会のイメージを与えておくべきだと考えています。

私としては、総括を軽視している組織が多いと感じます。総括は非常に大事なステップです。チェック結果をまとめて関係者全員で総括を行い、その結果を元にしてプランに戻る。これがあるべきPDCAサイクルのあり方だと思っています。

(さらに余談)

日本政府はまだ、第二次大戦の総括を行なっていません。もちろんそこからのプランも立てていません。
これが「第二の敗戦」につながっている気がしてならないのですが。。。

行政評価は、まさに「Check」に相当します。ここについては、行政評価委員会はこれまで多大なアウトプットを毎年出してきており、区議会としても大いに参考にさせていただいています。

しかし、そこから「どうやって、本当の改善につなげるのか」というのが問題になってきます。
委員会の議論を聞く中で、「どうして行政評価の結果が実際の区政に反映されないんだ」というフラストレーションが感じられました。

行政評価で改善や休廃止の判断がされても、所々の事情でそのまま実施はできない場合があります。
例えば私が関わった範囲ですと、「高齢者リフレッシュ事業」については行政評価で休廃止の評価となりましたが、国や地方自治体は公共浴場の支援をする義務があることが法律として決まっており、単純にやめることができない、といった事情があるわけですね。

しかし、全部が全部そういうものではないはずです。
理由をつけようとすれば結局いろいろつけられるわけですが、 区の財政が厳しさを増している中、果敢にメスを入れる姿勢は職員にも求められてくる時代になってきています。

委員からの意見の中には、
「当初は『区政の説明責任』が大きな目標として掲げられてきたが、時とともに『行政サービスの質の向上』に主眼が変化してきている。まず根本となる、行政評価の目的の書き方から見なおす必要があるのではないか」
という意見も挙げられました。
やはり時代の要請は「選択と集中」にあると私も考えます。

 

キーワードは「横串の効いたコミュニケーション」

なかなか動かないモノを動かすためには、いろいろ持ち方を変えてみたり力を入れる方向を変えてみたりといった「多角的な力の加え方」が必要になると思います。

キーワードは「横串の効いたコミュニケーション」だと考えます。
私も、一般質問や委員会で何度も類似の言葉を繰り返してきました。

部を横断した議論やプロジェクトチームの編成によって、多角的なコミュニケーションを取る必要があります。それも、できればアドホックに。
庁内のICT活用も 進める必要があるでしょう。
そして、ここぞというところでは区長による大胆な判断も必要になるでしょう。

その中で、ぜひ議会も活用してもらいたいと私は思っています。

ある意味では、議会と行政評価委員会も役割が重複しています。
ただ従来型の議会は、住民の立場で要望を吸い上げて区政に訴えるという「要望機関」としての役割が強かったかもしれません。
今後は議会も行政チェック機関としての役割を強化することが期待されていると考えます。

議会と行政評価委員会の「横串の効いたコミュニケーション」も行なっていき、重要なポイントにおいては予算委員会・決算委員会の場でもっと行政評価委員会の評価を活用できるよう、議会の側でもコミュニケーションのやり方を戦略的に考えていくことも必要ではないかと考えています。

 

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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