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ネット言論はテレパスの夢を見るか?―有田芳生さん・藤原新也さんトークショー

今日は紀伊國屋ホールにて、有田芳生さんの新著「何が来たって驚かねえ!―大震災の現場を歩く」刊行記念トークショーに行ってきました。
有田さんがお相手するのは、写真家の藤原新也さんです。

いきなり初手から余談ですが、上記著書には、高島平に触れている部分があります。

板橋区には高島平という団地がある。入居が始まったのは1972年。日本に公団や団地が相次いで造られていく象徴であり、東洋一の団地として世界でも話題になった。若い世代が入居して団地は活気にあふれ、一時は3万人もの人が住んでいた。しかし、当時の30代は今では70代。団地の人口は半分になり、お年寄りの姿が目立つ団地になってしまった。初期に建設された棟はエレベーターがなく、年老いた住人がつらそうに上がっていく。建物が老朽化すれば、修理をしなければならない。いつかは造り替えなければならないときが来る。私はこの高島平に「高齢社会」のモデル住宅が必要だと考えるようになった。

高島平の再生について、有田さんと話し合える機会があることを祈っています。

 

言論の場としてのTwitter、ブログ、紙メディア

さて本題です。
「東日本複合災害と日本人」と銘打たれて始まったトークショーでしたが、どのタイミングでか、話はネット言論、特にTwitterの評価へとずれていきました。^^;

藤原新也さんはネット言論に関してコンサバティブなスタンスを続けておられ、今日も「2年前からTwitterは危ないと思っていた」とおっしゃっています。
とは言え全否定ではなく、有用性は認めつつ「うまく使うのは難しいなぁ」というご見解のようです。

藤原さんと有田さんの議論に私の見解を付け加え、「紙メディアの記事」「ブログ」「Twitter」を、言論の場として比較してみます。(別に目新しい見解でもありませんが…。)
  • 紙メディアの記事:
    制作プロセスの必然として他者の目が入る。何度も校正を繰り返して初めて世に出る。十分な推敲によって信頼性を高めることができる反面、速度は遅くなる。また誰でもできる方法ではない。編集者の目が“検閲”として働く可能性もある。
  • ブログ:
    参加のハードルは格段に低くなる。推敲もできるが、一般的に推敲できるのは著者本人のみ。“検閲”なき表現方法として依然重要だが、無名の人のブログが読まれるようになるためには工夫も必要。
  • Twitter:
    投稿が即時的になりがち。推敲はできないわけではないが、 140字制限というシステムが推敲よりもむしろリアルタイム性を推奨することになり、必然、ユーザーはそのシステムに寄り添って投稿をすることになる。
    誰でも「タイムライン」の流れに入り込めるので無名の人のツイートでも読まれる可能性が高まる反面、裏取りは困難になり、根拠のないデマがあっという間に拡散することもしばしば。
上記3メディアがPros & Consを補い合って、いずれも今後とも存在し続けるであろうことについては論を待たないでしょう。
ただ、本記事ではTwitterに注目して先を続けます。

 

「機能限定版テレパシー」

東日本大震災に際して、Twitterが極めて重要な役割を果たしたことは言うまでもありません。

毀誉褒貶あるホリエモンこと堀江貴文氏ですが、震災直後、多くの方の依頼に応えて、寝ずに安否確認ツイートを続けていたことが印象に残っています。
私も、陸前高田に靴を送るために募集をかけたとき、 松田美由紀さんや佐伯日菜子さんにリツイートしていただいたおかげで爆発的な反響を呼び、15,000足もの靴が現地に届けられました。
そして、私も協力をさせていただいた「ふんばろう東日本支援プロジェクト」も、Twitterがなければここまでの成功を収めていないでしょう。

反面、Twitterがあまりに気軽に使え、かつ瞬間風速的に一気に広がるため、それで大事になるケースは枚挙に暇がありません。
逆に、それを狙った「炎上マーケティング」「ステルスマーケティング」も横行しやすくなります。

Twitterは要するに、考えていることや感じたことを即座にパブリックスペースに出すことができ、しかもそれが拡散しやすいわけです。
言い換えれば、Twitterは「機能限定版テレパシー」のようなものだ…というのは、ちょっと言いすぎでしょうかね?

「全人類がテレパシーを使えたら、みんな幸せになれるのに…」
というようなことを語るSFは諸々あったように思いますが、 Twitterですらこの有り様では、全人類がテレパシーを使えるようになってしまったら、はたしてどんな大騒動になることやら…。

 

新たな時代の言論に、私たちのほうを合わせる

結局のところTwitterは道具であって、それによって今まで見えてなかったものが見えるようになってしまった以上、それを前提としてどう振る舞うべきかを熟慮し、自らの言論力を鍛えていくべきだというのが、生産的な考え方ではないかと思います。

「お互いに心が読めるようになってしまったら、私たちはどう振る舞うべきか?」
というとTwitterとは若干ずれる気もしますが、新たな時代への心構えを促す意味では、まるで的外れというわけでもない気もします。

有田さんのTwitterタイムラインはたぶんドえらいことになってるんだろうなというか、Twitter時代にジャーナリスト兼民主党議員をやるという十字架っぷりに、本当に頭が下がります。

中妻は、板橋にてささやかながら言論力を鍛え、他者の考えがチラチラ眼の前を横切る時代における「民主主義2.0」の実験と実践を続けていく所存です。

 

p.s.

中妻は、できるだけ多くの方の声に真摯に耳を傾ける努力をしたいと思っています。
しかし、こういうことをやられてしまうとそれ以上話が聞けなくなってしまう、ということはどうしてもあります。

まず、誹謗中傷に対しては反応ができません。その対象が私でなくても、です。
事実に基づく建設的な批判は歓迎いたします。

どういう文脈で話されているのかわからない意見についても反応ができません。
すみませんが、紐解いてお話しいただけるとありがたいです。

私は匿名のご意見も大事にしておりますが、どうにも背景や意図が腑に落ちない場合には反応できないこともあります。

総じて、「投げっぱなし」の意見は大変反応が難しい、とご理解いただければと思います。

単純に、仕事がオーバーロードしていてご意見を拾えない可能性もなくはないです。
そのときは本当に申しわけありません。m(_ _)m
できるだけそんなことがないようにがんばります。

p.s.2.

上記の「お約束」は、たぶん私に対してだけじゃないと思うんですよね。
誰に対してでも、同様のお約束を守る必要があると思うんですよ。
( ´-`).。oO(佐々木俊尚さん…ガンバ。)

 

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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