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4/22「遊びの達人養成講座 たけのこ掘り・料理と竹細工」について聞きました

【4/27 訂正】

本日、生涯学習課長および、本講座で主要な役割を果たしている成増社教社会教育指導員の方に改めてお話を伺い、さらに3点、追記・訂正をさせていただきたいと思います。申しわけありません。

  1. ブログのタイトルを変更させていただきました。
    社会教育指導員の方曰く、「これは単発のイベントではなく、一連の講座として、長い時間かけて取り組んできたものだ」とのことでした。この想いを尊重するため、タイトルから「イベント」という単語を削除しました。また記事内で「イベント」と書いてあるところもすべて「講座」に変更しました。
  2. 訂正前の記事では、地権者の方が4/18にたけのこの計測を決断したように書かれていましたが、実際にはそうではなく、たけのこの検査をしなければならないことはもっと以前から認識をしており、2月頃から検査機関を探していた、とのことでした。だから地権者の方の対応は「迅速果断」ではなく「用意周到」であったということでした。
    ただし、今年は例年になく寒く、たけのこの発育が遅れ、計測会社に出せるたけのこがギリギリまで確保できなかったとのことです。そのため、計測会社へのたけのこ提出が4/18までずれ込んだということです。
  3. 経緯の齟齬はあれども、実際のところ放射線量は問題はなく、安心して体験していただける講座であったと最初から書いてはあったのですが、ここのところの強調が足りなかったせいか、この講座に問題があったかのごとき風評が一部に流れてしまったようです。
    本講座に放射線の心配がなかったことを強調するために、今一度計測結果を表形式で掲載します。
    測定対象 測定値 検出限界 測定者
    竹林の空間線量(地上1m) 0.056μSv/h 板橋区
    たけのこ1kg中のヨウ素 検出限界以下 0.88Bq/kg (株)日本分析
    たけのこ1kg中のセシウム134 検出限界以下 12.38Bq/kg (株)日本分析
    たけのこ1kg中のセシウム137 検出限界以下 7.78Bq/kg (株)日本分析
この「遊びの達人養成講座 たけのこ掘り・料理と竹細工」は、関係者が長い間時間をかけて取り組んできた、子どもたちに地域の外遊びの場を確保するための意欲的な取り組みであり、大変人気のある講座でもあります。
また改めて、この講座についてご紹介する機会も取りたいと思っています。

 

【4/22 訂正】

本記事につきまして生涯学習課に再度確認をしましたところ、新たに確認された事実や私の齟齬などにより、若干事実と異なっている部分があることがわかりました。お詫びして訂正いたします。
  1. 4/18の空間線量の測定には、教育委員会で所有している測定器が使用されました。
  2. 4/18に線量の計測に行ったのは生涯学習課の職員であり、生涯学習課長は現地には行っていませんでした。
  3. 生涯学習課長がもう一度課内で確認した話を含めて、4/18〜4/19の動きを時系列で記します。
    • 【4/18 14:00頃】
      「地権者(後述)」がたけのこを(株)日本分析に出したと思われる時刻。
    • 【4/18 16:30頃】
      生涯学習課長が職員から連絡を受ける。地上1mの空間線量を測定したと職員は報告。
      しかし課長は地面も計測するよう指示していたため、それを行わなかった理由を聞くと、職員は「地権者(後述)の方がたけのこ自体を検査に出すということで、既に行動を起こしている」と報告した。
      19日中には結果が出ることがわかったので、その結果を見て対応しなければならないね、と、課長と職員は認識を共有した。
    • 【4/19 11:47】
      日本分析にてたけのこの放射線量が計測された時刻。
  4. 正確には、地権者は「さる区議会議員」本人ではなく、さる区議会議員の母親であるとのことです。
なお、区からの上記経緯の公表ですが、区としては小手先の対応ではなくきっちりと状況を整理したいので、もう少し時間をいただきたい、とのことです。

―――――

【本文】

<!–more>4/22(月)に成増社会教育会館が企画している「遊びの達人養成講座 たけのこ掘り・料理と竹細工」について、放射能に関する懸念がメーリングリストやTwitter上であげられました。
このため本日、 社会教育会館を管轄する生涯学習課と、放射線対策について中心的役割を担っている環境保全課に、区民の方々と一緒にお話を伺いました。

 

忙しい人のためのまとめ

  • 竹林の空間線量、およびその竹林のたけのこのヨウ素・セシウムはいずれも計測が済んでおり、問題のないレベルであることが確認されている。
  • しかし講座を開催するにあたって、区民から問い合わせが来るまで、放射能に関する懸念をすべきであったという認識がなかった。子どもの体験イベントに際しては安全確認をすべしという陳情採択があった中で、遺憾な対応であった。
  • また区民からの問い合わせに対して、行き違いとはいえ、結果的に正しくない情報を伝えてしまった。これも、リスクコミュニケーションの観点から遺憾な対応であったと言える。
  • 計測結果については、このあと区のHPで公開予定。今回の経緯についても公開を検討するとのこと。
 

講座企画の経緯

この「遊びの達人養成講座 たけのこ掘り・料理と竹細工」は、今年2月に大原社会教育会館主催で開催され、大変好評を博したため、講座で主要な役割を果たした社会教育指導員が成増社会教育会館勤務になったのに合わせて、成増社教主催で4/22に開催されることとなったものです。

大変な人気だそうで、25人定員のところ200件もの応募があったとのことです。

 

問い合わせ対応と放射線計測の経緯

この講座の主幹は成増社教であり、それを管轄するのは生涯学習課です。

4/18に、とある区民の方が成増社教に、本講座における放射能懸念について問い合わせたところ、成増社教の担当者はこれを「公園の計測のことだと勘違いし」、公園の放射線量であれば土木部のほうで計測を行なっているという説明をした、とのことです。

しかしこの講座は、さる地権者のご好意によって竹林の使用を認めてもらっているものですので、区として計測などの対応がこれまでなされた場所ではありません。
この後すぐにこの区民の方は土木部および環境保全課に問い合わせをしましたが、当然これらの部課では関知しておらず、その答えを聞いたこの区民の方の不信感が増大することとなってしまいました。

一方、問い合わせを受けた成増社教から生涯学習課に連絡が行きましたが、この時点で生涯学習課長は「これは計測をしなければまずい」という認識を持ち、【同日4/18に環境保全課から計測器の貸し出しを受け(訂正1)】、【職員とともに(訂正2)】竹林の計測に行ったとのことです。
その計測結果は、0.056μSv/hでした。

【しかし生涯学習課長は、現在懸念されているのは内部被ばくであって、空間線量を計測しただけでは不十分であることを認識しており、地権者と対応を相談しました。
そうしたところ、 この地権者は「たけのこ自体を計測しなければだめだ」と判断し、4/18のうちに地権者のご好意でたけのこ1.16kgを株式会社日本分析に持ち込んで検査を依頼し、4/19午後には結果が得られました。(訂正3)(訂正6)】
その結果は、ヨウ素:検出せず(検出限界0.88Bq/kg)、セシウム134:検出せず(検出限界12.3Bq/kg)、セシウム137:検出せず(検出限界7.78Bq/kg)、ということです。
参考までに、厚労省の示す一般食品の新基準は、100Bq/kgです。

 

まとめ: 一貫した対応と、リスクコミュニケーションを

まず今回の経緯で問題になるのは、昨年の第4回定例会で採択された陳情の内容「学校活動・地域活動において、茶摘みや芋掘りなど子どもが体験し飲食し得るものを扱う場合には、極力事前に検査を実施して安全を確認するよう努めること」の励行が後手に回ったということでしょう。

結果的には事前の検査が行われ、問題ないことが確認されましたが、それは区民からの問い合わせがあって初めて動いたことであって、誰も何も言わなければ検査なしで講座が実施されてしまったことでしょう。
現場レベルで認識がなかったとしても、組織の中で承認レベルが上がっていく中で、議会で採択された陳情に鑑みてチェックが行われるという、組織的で全庁一貫した対応がなされるべきであると考えます。
これについては、生涯学習課長は「講座について最終承認権限を持っていたのは自分であり、陳情の内容も承知していたにもかかわらず、重く受け止めずに承認してしまった。責任は自分にある。強く反省をしている」と述べています。

私は2/16に行った一般質問で、特に放射線問題に向き合うにあたっては「リスクコミュニケーション」についての理解を深めることが非常に重要だと強調しました。
しかし、今回の一連の経緯は、リスクコミュニケーションの観点から言えば遺憾な結果でした。行き違いとはいえ、結果的に問い合わせた区民の方は「計測をしたとウソをついた」と受け取ったわけで、こうなると一挙に不信感が高まり、せっかくの講座が台無しになる恐れすらあります。

わからないことはわからないと正直に言うことも大変重要です。結果的にウソを付くことになるよりははるかにマシです。
なお、日本語には「わからない」の代わりとなる便利な言葉「確認します」があるということも申し添えておきます^^;

成増社教の担当者が「公園の計測のことだと勘違いした」と述べていることについて違和感を感じる方もおられようと思います。
しかし、放射線に関して区に問い合わせをしてくる方にはいろいろな方がおり、中には板橋区外から常軌を逸した主張を突きつけてくる人もいます。区の職員は現在そうしたプレッシャーにさらされているため、とっさのことについて誤った対応をしてしまう職員が出てくることもあるだろうと思います。
ただもちろんそれでよいわけではありませんので、上記の通り、組織の力で一貫した対応がなされるよう、今後とも求めていきたいと思っています。

なお蛇足ながら、【上記に登場する「地権者」はさる区議会議員でして(訂正4)】、ネット上ではこの区議会議員の対応について疑問が呈される向きもありましたが、話を伺う限りにおいてこの区議会議員は、【迅速果断(訂正6)】な対応を行ったようだということを申し添えておきます。

 

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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