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「Voice(ポジ出し)改革」と「Quit(ダメ出し)改革」

本日1/23は板橋区教育委員会が開催されました。私は極力毎回の傍聴をするよう心がけています。
今回は学校選択制が議題に上がりました。
児童・生徒が少ない学校はより少なく、多い学校はより多くという傾向が顕著になりつつある中、学校選択制をどうするのか、教育委員会でも結論を出していかなければなりません。

本日の結論としては、慎重に継続審議しつつ、平成26年度に必要な対策は迅速に行う、というものでした。
私としては、学校適正規模適正配置も含めた総合的な検討をロードマップを引いて迅速に行う必要があると思うのですが…。

しかし本日の議論の中で、今井英彦・教育委員長職務代理が大変興味深い見解を述べていましたので、ブログでご紹介したいと思いました。

 

これまでの改革は「ダメ出し」の方向性しかなかった?

今井先生は学校選択制に関するOECDのリポートを読んだとのことで、その中で、教育改革の方向性として「Voice」と「Quit」があるという指摘がされているということをご紹介くださいました。

「Voice」というのは、積極的に「声」を出していって、みんなの意見によって改善を進めていこうという方向性。
「Quit」は「やめる」という意味。撤退・立ち去りの方向性ということでしょうか。

これを、今話題になっている荻上チキ氏の著作『僕らはいつまで 「ダメ出し社会」を続けるのか』になぞらえれば、「Voice」が「ポジ出し」、「Quit」が「ダメ出し」だと言えるでしょう。
Amazon.co.jp: 僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想 (幻冬舎新書): 荻上 チキ: 本
今井先生のご意見を抜粋してご紹介します。(正確には、議事録のアップをお待ちください)
  • 学校選択制は「Quit」のツール。OECDレポートでも「導入効果が見えない」とされていた。
  • 「Voice」改革の代表としては学校評議員制度が挙げられる。そこへの保護者の参画を通じて、学校の改善を図っていく。これを日本で言えば、「学校運営協議会(地域の方々や保護者で構成され、学校の人事を含む学校運営全般に意見を述べることができる)」を導入する「コミュニティ・スクール」の取り組みがそれにあたる。
  • コミュニティ・スクールは本来「Voice」のツールだ。しかしこれまでの導入事例の中で、「Quit」側の位置づけになってしまっている例も多かった(つまり、人事にも意見を述べられるということを利用して「ダメ出し」を行なっていた)。ただ現在ではこれはかなり減った。
  • 学校選択制導入の背景のひとつとして、企業の競争原理のように、学校が競い合えば学校がよくなっていくという想定があったが、これは幻想である。学校を商品感覚で選んでいるなら、(学校選択制は)やめたほうがいい。
この今井先生のご意見は、私の11/29の一般質問の中で私が指摘した、学校選択制廃止に向けた考え方と見事に合致するものです。
中妻じょうたブログ » Blog Archive » 好感触の答弁、多し!―11/29の一般質問と答弁
学校選択制に限らず、これからの教育改革、いやあらゆる改革は「Quit」の方向性から「Voice」の方向性に変えていかなければなりません。
ダメ出しを繰り返して得られるものは、荒れ果てた廃墟だけです。

「Quit」から「Quit」しましょう!

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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