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「飫肥杉は木材ではなかった、人材だった」ー都市建設委員会視察

8/26〜27にかけて、都市建設委員会の視察で宮崎県日南市に赴きました。
テーマは、日南市飫肥(おび)地区の景観に配慮したまちづくり、そして「飫肥杉」による地域振興についてです。



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日南線の飫肥駅に到着したところです。
単線で、私たちが乗った車両は1両編成。電車が通り過ぎたのを見計らって線路を横断するのどかさです。
とてもいいところ。もう一度、プライベートでゆっくり行きたいですねぇ。

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城下町・飫肥では石垣を活かしたまちづくりをしています。
住民との協議を繰り返して景観条例を作成し、高さや面積、色合いなどを制限しています。

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日南市では、地元の杉材「飫肥杉」を強固なブランドに育てるべく「飫肥杉だらけのまちづくり」を進めています。
写真は、可能なかぎり飫肥杉を使って作ったモデルハウス。キッチンにまで飫肥杉を使っています。
一歩入ると木の香りがすごい!

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こちらも、可能なかぎり飫肥杉を使って作られた橋「夢見橋」。
釘が一切使われていないとのこと。

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「飫肥杉で屋根付き木橋をつくろう!」というプロジェクトによって、地域の意識向上に役立てたというお話。
こういう「仕掛け」によって、高齢の林業従事者と学校で学ぶ子どもたちの、まさに「架け橋」が生まれた、ということです^^

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日南市役所で、坂口義弘議長と稲本龍雄副市長にお迎えいただきました。
お二人とも大変熱く、日南市政と飫肥杉に対する愛情を語っていただきました。

後ろのディスプレイには「飫肥杉は木材ではなかった、人材だった」というプレゼン資料が表示されています。
日南市では飫肥杉振興を推し進めるため、各部署から職員を選定して「飫肥杉課」という部門横断型組織を立ち上げ、辞令を出して業務に当たらせています。
辞令を出すことで「片手間ではない、業務時間中に行う正式の業務」として位置づけているわけです。縦割り打破の方法として大変感銘を受けました。

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しかしその飫肥杉も、輸入木材に押されて大変厳しい現状にあります。
木材輸入自由化以降、急速に価格は下落し、山元立木価格は最高時(昭和55年)のわずか12.5%であり、杉一本あたりの価格はたった747円。
40年間育てた杉の価格が750円足らずにしかなりません。

 

進む高齢化、後継者はどうする?

移動中の車の中で聞いた話では、日南市でもやはり高齢化の進展が懸念されており、2020年には高齢化率が30%を超えるのではないかとのことでした。
市役所での質疑ではこの点を踏まえて、林業従事者の後継者対策はどのように考えているか、と質問したところ、担当者は苦渋の表情で「そこが一番の悩みどころ。いいアイディアがあったら教えてほしい」と答えました…。

これは林業に限った話ではなく、農業・漁業などの一次産業は、このままではあと20年程度で壊滅してしまうのではないかという危惧を覚えます。
まともな収入にならない業種で、どうして若い人を惹きつけていけるでしょうか。
どうしてもTPPのことを考えてしまいます。この視察中にはそのことは言いませんでしたが。。。

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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