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区立住宅、コミュニティバス…困難な決断を―決算審査・都市建設分科会

10/16には決算審査特別委員会・都市建設分科会がありました。
予算審査・決算審査の分科会は、全議員参加、最低でも20分×2の質問時間、事前通告なしの「ガチバトル」。当然、議員のほうも十分に準備して臨まないとお恥ずかしいことになります。
今回私は、超過負担の問題から入り、区立住宅とコミュニティバスについて多くの時間を使いました。


「国の補助金が十分に出ない」超過負担

国と地方の財政関係における超過負担とは、「国庫支出金の対象となる事務事業を自治体が実施した結果、国が支出した金額が算定基準の不備などによって実情に合わないため、国の基準以上に支出しなければならない自治体の自己財源の持ち出し分」です。

地方財政情報館/財政用語小辞典:超過負担

わかりやすく言えば…

地方自治体「国が当然払うべきもんやろこれは! なんでウチでかぶらなあかんねん! ちゃんと払えや!」
国「なにいうとんねや! お前らが勝手にゴージャスなことやっとんのんちゃうんかい! こんだけしか出されへんわ!」

という話です^^;

平成24年度決算の都市建設関連でいうと、土木費補助金に2億4600万円の超過負担、つまり区の持ち出しが発生しています。
その内訳は、
  • 区立住宅家賃対策費補助金: 1億9700万円
  • 高齢者住宅家賃対策費補助金: 4800万円
となってまして、ここを入り口として、区立住宅の問題に切り込んでいきました。

 

政策的役割を終えた区立住宅、できる限り早く撤退を

これまでの板橋区議会でも区立住宅の問題は何度も取り上げられてます。
区立住宅について概ね了解されている既定路線は、「区立住宅は、バブル期に住宅確保が困難であった中所得者層向けに立てられた住宅政策であって、現在では政策的役割は終了している。20年の賃借期限が終了したものから、順次オーナーに返却していく」というものです。

しかし、現在区の財政は厳しい状況に置かれており、各所で事業見直しの嵐が吹き荒れています。
その状況下で、政策的意義が終了した区立住宅に対し、まだ契約が残っているというだけの理由で、最長あと6年もの間、貴重な区の財源と人的リソースを使い続けていいのか。
違約金を払ってでも、可能なかぎり速やかに、区立住宅から手を引くべきではないか。
このように私は主張しました。

先の1億9700万円の超過負担の発生理由は「区立住宅の家賃が近傍同種家賃より高いため、国の査定で全額補助とならなかったため」であるという答弁でした。
近傍同種家賃より高いということは、要は高すぎるということです。年間3.5%ずつの値上げを景気低迷期もずっと続けてきたわけで、区立住宅が想定している「年収300〜500万程度のファミリー世帯」というターゲット層にとっては高すぎる家賃になってしまっています。

まずは、違約金を払って撤退した場合と契約終了まで区立住宅を続けた場合で財源投入額がどうなるか、シミュレーションをすべきだと主張しました。
実際には、区立住宅に住んでいる方や区立住宅のオーナーにとって過度な負担にならないよう配慮する必要はありますが、これまで違約金を払って撤退するということを検討したことがないのですから、まず検討を行うべきです。

 

「りんりんGOを見た人は幸せになれる」?

もうひとつ時間をかけたのは、コミュニティバス「りんりんGO」についてです。
実験運行も4年目になり、コミュニティバスを本格導入すべきか、それともやめるか、今年度は結論を出す年とされています。

りんりんGOは、これまで交通不便地域だった地域からは好評な反面、利用者層が高齢者に偏っているのではないかという懸念もあります。
現在の車種では、大谷口や新河岸3丁目といった地域では小回りが効かず進入できないという問題もあります。
何より、路線1つ・バス1台というボリュームの少なさでは、利便性も区民への認知も上がっていきません。
街で聞いたヨタ話では「りんりんGOを見た人は幸せになれる」なんてのもありまして…^^;

やるならドンと本格導入する。やめるならスパッとやめる。どちらかでしょう。
中途半端な「実験運行継続」なんてことは、もうするべきではありません。

区立住宅にせよりんりんGOにせよ、痛みを伴う「政治決断」が必要です。
区長の大胆な決断を求める次第です。

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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