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まず現場に行って、子どもたちの笑顔を見よう!―あいキッズ視察

11/11に、大谷口小学校と徳丸小学校のあいキッズ視察に行ってきました。
折しも、東京新聞の11/9朝刊に新あいキッズを懸念する記事が載った直後です。様々な意見が錯綜している中でもありますので、今一度現場を見て現場の声をしっかりと聞き、整理をしなければならないと感じていた折の絶好の機会でした。


(2013/11/13修正)
関係者から連絡を受けまして、子どもが写っている写真をすべて削除しました。
それに合わせて、内容を若干修正しました。
関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
また、ブログをごらんになる方には、わかりにくくなってしまうことをご容赦いただきたく思います。

(2013/11/14修正)
今時点で確実と言えない情報や、その場でのやりとりであってオフィシャルにするのにふさわしくない言及を削除しました。誠に申しわけありません。
明らかにできるタイミングでまた随時書いていきたいと思いますので、何卒ご容赦ください。

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参加者は、私と、すえよし不二夫議員、田中やすのり議員、そして多摩市からいらした岩永久佳市議の4人でした。
ぜひあいキッズに学びたいという岩永市議のたっての希望で、この日の視察日程を組みました。

まずは大谷口小学校のランチルームで、学校地域連携担当課長の説明を聞きました。

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ノリノリで質問しまくる岩永久佳議員。
あ、ちなみに田中議員は寝てないですよ。たまたま目をつぶったときにシャッター切っただけです^^;

学童ルームではちょうどおやつの時間でした。地元のお店から届いたドーナツが美味しそうだった…(^q^)

壁一枚はさんだ一般登録ルームでは、子どもたちが自由に遊んでいます。

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「あいキッズルーム(一般)」と「学童ルーム」のどちらにどの子がいるかを示すマグネットです。
部屋の間にある、たった一枚の「壁」を越えて交流することはできません。
ボードの左側の「こうてい」にもご注目ください。校庭も「一般」と「学童」とが「壁」で仕切られてしまっています。

新あいキッズの最大の意義は、この「壁」を取っ払うことです。
すぐ隣なのに、あちらの子とこちらの子は一緒に遊べない。学童には学童のプログラムがあり、学童の子はそこから外れることができず、一般の子も学童の子に混ざることはできません。
「なぜ同じクラスの仲良しの友達と、放課後一緒に遊べないの?」
こういう子どもの素朴な疑問へは、これまでのところ、仕組み上の都合だ、としか答えられなかったのです。

この「壁」のおかげで、職員の配置も分離させざるを得ず、余計に職員を配置しなければならなくなります。
「壁」を取っ払うことで、職員一人が見る子どもの数(現在は実質で、職員一人あたり児童十数名程度)は増やさないまま、職員配置を効率化できるということです。
新あいキッズによって約1億円の支出削減になるという数字だけが新聞紙上にも踊ってしまいましたが、仕組みを見直すことによって質を維持ししたまま経費削減ができるなら、こんないいことはありません。

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大谷口小あいキッズの受付にあるカードリーダです。
この受付のカードシステムが岩永議員が一番食らいついたところで^^;、児童ごとにバーコード入りの出欠カードが用意されています。
児童がこれをカードリーダに通すと「出席」となり、同時に保護者にメールが飛んで、今あいキッズに入ったということがわかるようになっています。帰宅時も同様に児童がカードをかざすことで、あいキッズから出たことがメールで保護者に伝えられます。

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続いて、徳丸小学校のあいキッズを見に来ました。
徳丸小学校のあいキッズは専用の建物があります。あいキッズにまつわる不安のひとつは定員がないということで、例えば志村六小のような児童数の多い学校で本当に大丈夫かということですが、学校地域連携担当課長によると「必要に応じてスペースの確保は行うし、職員の増員も行う」とのことでした。

1階は一般登録の部屋。子どもたちはまず宿題をやってから遊びに行きます。
保護者からは、宿題をちゃんとやってくれるということで大変感謝されているそうです。子どもたちとしても、家に持ち帰るよりここでやってしまったほうが早いとわかっているようで、よい習慣が身についてきているようでした。

宿題が終われば、部屋の中で遊ぶ子もいるし校庭に出て遊ぶ子もいます。職員は子どもたちの動きに合わせて動き、常時配置を変えながら子どもたちを見ています。

従来型のあいキッズでは、校庭遊びであっても、一般登録と学童登録で分けられてしまいます。
校庭で学童登録のグループが遊んでいるところに一般登録の子が混ざろうとすると、学童の子に「ここは学童だから混ざっちゃダメ」と言われてしまうそうです。
放課後前のクラスの中でも、「あいつは学童のグループだから」などという分裂が生じてしまいます。
それらはすべて仕組みの都合でしかなく、「壁」を残しておくメリットは何もありません。一刻も早く解消しなければならないのは論を待ちません。

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徳丸小あいキッズは、1階が一般ルーム、2階が学童ルームです。
子どもたちには、なぜ仲良しの友達と1階と2階で分かれなければならないのか、理解できません。

2階の学童ルームの子たちも、まず宿題。がんばって早く遊びに行こうぜー^^

学童の子たちにとっても、1年生から3年生までまったく同じようにプログラムに従わされる現在の仕組みは、必ずしも納得できているわけではないようです。
例えば昼寝も、学童では1年生も3年生も同様に取らされます。一般登録の3年生が元気いっぱい遊びまくってるのに、なんでこっちは寝なけりゃならないんだよ…という学童3年生の不平に対して、「決まってることだから寝なさい」としか、今までは言えませんでした。

このような制度上の「壁」が邪魔にしかならないということは、現場が一番わかっています。
ですが、次の4月は、先行11校のみの実施となりました。

申しわけありません。私はそれを主張した一人でしたm(_ _)m

様々な議論が解決していない現時点では拙速な全校実施をせず、平成26年4月から新規にあいキッズを導入する10校についてのみ新あいキッズとし、それら先行校の様子を見て課題を解決しながら順次導入すべきだと、私は先の決算討論で主張しまして、その要望通り、平成26年4月からは新規10校+委託事業者を変更する舟渡小学校の計11校で新あいキッズを先行実施することとなりました。

よかれと思って主張したことなのですが…。難しいものです。。。

 

無用な「壁」を取り払い、個別の課題をクリアしつつ進めよう

この視察によって現場側の主張もだいぶわかってきましたので、新あいキッズをめぐる議論で錯綜しがちな部分を、もう一度整理してみましょう。

Q: 予算削減ありきなのではないか?
→まず、子どもを分断している「壁」を取り払うことが最大の目的です。その結果、今まで非効率的だった職員配置も同時に見直すことができ、予算削減効果が得られます。

Q: 過密になるのではないか? 子どもに目が届かなくなるのではないか?
→必要であれば施設の増築を行い、また職員一人あたりの子どもの数は変えないよう、必要であれば増員を行うとのことです。むしろ「壁」がない分、職員が分け隔てなくすべての子どもを見ることができるようになります。

Q: 保護者が働く間、ちゃんと見てくれるのか?
→従来の学童クラブおよびあいキッズ学童登録は、午後6時まででした。新あいキッズでは午後7時まで利用することができるようになります。

Q: おやつが17時になるのは納得できない。
→「どうしてあの子はおやつをもらえて自分はおやつをもらえないのか」という分断が起こらないようにするための配慮だというのが教育委員会の説明ですが、ここは改善の余地があるところだと私は考えます。
そもそもおやつの提供をオプションタイムと紐付けなくてもいいのではないか。「おやつオプション」を別契約すれば誰でもおやつがもらえるようにし、子どもには「おやつ券」を持たせて、おやつ券を渡しておやつをもらうようにすれば子ども同士でもわかりやすいのではないか…。こんな主張をしてみようと思っています。

Q: 児童館は小学生が立入禁止になるのか。
→そういうことはしない、という回答をもらっています。児童館に来た小学生はこれまで通り児童館で遊べます。
ただあいキッズが全校実施になれば、児童館に来る小学生は必然的に減っていくであろう、それに合わせて児童館のあり方を見直していく、という話はされています。

Q: 土曜日にはあいキッズはやっていない。親が土曜日に働いている場合はどうするのか。
→児童館の「子育ちサポート」を利用してほしいという説明を受けました。ただ現在でも土曜日の子育ちサポートの利用者は少なく、児童館ごとに数名いるかどうかだそうです。
(2013/11/15修正)
11/15の文教児童委員会で、「子育ちサポート」は廃止の方向であるという答弁がありました。土曜日の子どもの居場所としては、いきいき寺子屋、青少年健全育成活動、町会・自治会などの地域活動があるという答弁でした。


総じて、まず邪魔でしかない「壁」を取っ払うことが重要で、個別の課題はやりながらクリアできるのではないか、というのが今の私の所感です。
「保護者が働いている間、子どもを安心して預けたい」という保護者のニーズ。
「放課後も仲良しの友達と自由に遊びたい」という子どものニーズ。
それらを第一に考えれば、新あいキッズを全否定する必要は、私にはないと思われるのです。

 

この日は雨も降って日暮れから本当に寒くなり、オッサンはガタガタ震えてたのですが、まー子どもたちは元気元気で遊びまくり。暗くなってることに気づいてるんでしょうか^^; 風邪ひくなよー。

さて最後になりましたが、あいキッズは特に大人立入禁止ということはなく、どなたにでも見てほしいそうです。
保護者であればまったく飛び入りでもかまわないでしょう。保護者以外の方は念のため、まず学校に見学の要望をしてみたほうがいいかもしれません。
特に東京新聞さんには、ぜひ現場の取材をしてもらいたいものですね^^

まず、子どもの笑顔を見に行きましょう!
その上で、まだお感じになる疑問・懸念があれば、どうぞご連絡ください。一緒に考えましょう! 

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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