中妻じょうた

板橋区議会議員 中妻じょうた のオフィシャルホームページです。ブログやSNSを通じて積極的な発信・交流をしております。是非ご意見ください!

板橋区議会議員

ホーム > ブログ > どうやって民主主義で成果を出すか―新あいキッズをめぐる議論(6)

どうやって民主主義で成果を出すか―新あいキッズをめぐる議論(6)

2013年もまもなく終わろうとしています。
今年最後のブログを2本ほど書こうと思っていますが、1本目では、新あいキッズをめぐる議論をもう一度振り返り、民主主義制度の中で成果を出すということはどういうことなのか、考えてみたいと思います。
キーワードは、「ゴール」と「コミュニケーション」です。



four-hands_21285834

学校施設を利用した、すべての小学生児童のための板橋区版放課後対策事業「あいキッズ」。
「一般登録」「学童登録」という2つの制度が存在した従来型あいキッズですが、これを統合する「新あいキッズ条例」が12/16に可決しました。

ですが、新あいキッズに対する批判的な意見も多く、引き続き粘り強くご意見を伺っていかなければいけないと思っているところです。
ただ、反対なら反対で、成果を出す方向に向かわなければならないのではないか…という思いから、今回の記事を書いてみた次第です。

 

具体的に成果を出すための進め方

あいキッズについては、「制度を統一してほしい」という意見と「学童の名を残してほしい」という意見、両方の民意があったと理解しています。
異なる立場を持つ課題に対して、どのようにして答えを出すか。

ご意見を伺う中で、『当事者たる保護者の中で』新あいキッズに対して批判的な論調を持つ方の根っこの部分は、ひとえに「質が確保できるかどうか不安だ、子どもをちゃんと見てくれるかどうか不安だ」というところにあると私は理解しました。
であるから、制度の統合を行なった上で、サービスの質を向上させ、子どもの安全を確保する具体的施策を打っていくことが、双方の立場から見て順当な進め方であろうと私は考えたわけです。

だから、新あいキッズ条例に賛成した自分の考えが正しいかどうかは、これからの自分自身の働きにかかっていると言えるわけです。
その意味で、来年の議会に向けて緊張感を持って準備を進めています。
例えば、ある保護者の方から西東京市の事例を紹介していただきましたので、武蔵野市議の川名ゆうじ議員と調整し、武蔵野市の放課後子ども事業「あそべえ」と西東京市のNPO「子どもアミーゴ」の視察を企画しているところです。
できるかぎり多くの方のご意見をいただきながら、具体的な提言を重ねていきたいと思っています。

 

反対はいいけど、「で、どこに向かうの?」

議会において、新あいキッズ条例に反対を主張した議員が複数いたわけですが、私がどうも理解できないのは「反対の理由が毎回ちがう」ことです。
障がい者差別を持ち出してみたり、子どもの居場所をひとつに強制することになると言ってみたり…。(別にあいキッズに来たくなければ、来なくても全然かまわないのですが…)
議案への賛成・反対は自由ですが、反対をするならするで、民意に応えるためにどのような進め方をすれば成果が出せるのか、真剣に考えなくてどうするのでしょうか。

ただ反対するためだけに材料を集めては並べ、行政がどう改善の提案をしても聞き入れず、「何を達成すればOKなのか」を提示しないままに議会で反対の論陣を張り続けて、いったいどこに向かうのでしょうか。

例えば「新あいキッズの拙速な導入をするな」という論調がありました。
それを受けて区教委は、来年4月からの全校導入をあきらめて先行11校導入としましたが、それでも反対派の議員は納得しませんでした。
では、いったい何を達成したら、導入してよくなるのか。
仮に1年間導入を見送ったとして、翌年度に賛成してくれるのか。
何の答えもありません。

何を達成すれば納得してくれるのかわからない相手では、行政も、どこかでコミュニケーションを遮断する以外に方法がなくなります。
そんな進め方で、本当にいいのか。

「どのようなゴールを望むのか?」

これを明らかにすることが、成果を出すための第一条件です。

 

「正解のない問い」に向き合うためのコミュニケーション

思想家・武道家の内田樹氏の意見はいつも大変勉強になりますが、12/29にアップされたブログ記事がまた注目に値するものでした。

コミュニケーション能力とは何か? (内田樹の研究室)

コミュニケーション能力とは、コミュニケーションを円滑に進める力ではなく、コミュニケーションが不調に陥ったときにそこから抜け出す力だということである。

一般的な定義とは言えませんが、傾聴に値する切り口だと思います。
そして内田樹氏は「コミュニケーション不全から抜け出す方法は定型化できない」と述べています。

私も正解を持ってはいません。
ですが、「時間を味方につける」のが、民主主義で成果を出すための大事な基本方針のひとつです。
2014年も、地道な努力を重ねていきたいと思います。

ご意見をお待ちしております!
Facebookページに「いいね」を押して、ぜひご意見をください。
Facebookページ: 中妻じょうた 板橋区議会議員

ブログ筆者プロフィール

ブログ筆者プロフィール

中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

板橋区議会議員

お問い合わせはこちら