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それでも「保護者自らやる」ことの価値―武蔵野市・西東京市子ども事業視察

本日は、川名ゆうじ・武蔵野市議にご案内いただき、武蔵野市の放課後子ども事業「あそべえ」、西東京市の「ひばりが丘児童センター」を民主党・無所属議員団で視察してきました。
区民の方の推薦があったところでして、私も楽しみにしていました^^



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まずは武蔵野市役所で、放課後子ども事業「あそべえ」と学童クラブ運営についてお伺いしました。

 

急速に高まる学童保育ニーズ「待機児童が出る前に手を打たなければ…」

武蔵野市では、学校施設を使った放課後子ども事業「あそべえ」と学童クラブ事業の連携について検討されているとのことでした。

学童クラブの総定員は735名で、今年度は708名の児童の登録があり、近年急速に学童クラブのニーズが高まってきているというkとです。「あそべえ」の利用者数はそれほど増えないのに、学童クラブの利用者数がどんどん増えていくという状況。
武蔵野市でも板橋区同様、大型マンションが次々に建設されて局所的に子どもの数が増加している状況だそうで、学校も急遽増築を行なって対応しているような状況だとのことです。
学童クラブも、厚労省ガイドラインの一人あたり1.65平方メートル以上という基準を守れているうちは職員の増員で対応しているが、早急に対応策を考えなければならない、という認識を武蔵野市では持っていました。

その中で、「あそべえ」と学童クラブの事業連携の検討がされています。
関係団体との話し合いの中で、運営の一体化ではなく運営主体を一体化することで対応する方針となり、武蔵野市100%出資の公益財団法人「子ども協会」が「あそべえ」と学童クラブの両方を担う形が検討されています。
資料を見ると、同一の建物の中で「あそべえ」の部屋と「学童ルーム」が隣接する形になっており、板橋区でいうところの従来型あいキッズに近い形のようです。

「学童という言葉を残すか残さないか、それも含めて検討中だ」ということでした。
やはり急速にマンション化が進む都市部では「一人あたり1.65平方メートルの専用スペース」という厚労省ガイドラインがそもそも厳しいのが現実なのでしょう。
それよりも、いかにして「レベルを落とさないようにする」かに心を砕いている武蔵野市の対応はもっともだと感じました。

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その後、「あそべえ」と学童クラブが併設されている大野田(おおのでん)小学校を視察しに行きました。

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ここにも「壁」はあるんですよね…。
柵の向こうは「学童エリア」です。

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川名ゆうじ市議と。原発のない社会をめざす地方議員連盟「グリーンテーブル」で大変お世話になってます。
しかしなんで私はピースしてるんだ^^;

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靴箱がもう足りず、床にブルーシートを敷いて子どもたちの靴を置いています。
うーんキャパが厳しそう。何とか解決に導いてほしいです。

 

保護者が自ら作ったNPO「子どもアミーゴ西東京」、拡大に伴う新たな課題

次に、西東京市の児童館・学童クラブ併設施設「ひばりが丘児童センター」に伺いました。
ここは、学童クラブ利用者であった保護者が中心となって、自ら理想の学童クラブを運営するために作ったNPO「子どもアミーゴ西東京」によって運営されています。

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西東京市職員の方と、子どもアミーゴ職員の方々にご説明をいただきました。
子どもアミーゴ創設メンバーの一人でもある、三多摩学童保育連絡協議会副会長の古谷健太さんにもご同席いただきました。

子どもアミーゴ西東京は、保護者が理想とする学童クラブを作るために自らNPOを作り、2007年に北原学童クラブの運営を受託したところからスタートしています。
自らの理想のために、自ら動く。すばらしいと思います。

しかし、スタート時にはアルバイトも含め4人で始まった子どもアミーゴ西東京も、2011年に急拡大し、総勢60名くらいになっていて、現在過渡期にあるとのことです。
「最初は個人の思いがダイレクトに伝わっていたが、職員が増えてくると中間管理職を置かないと…」といったお話も伺いました。

私も自らの経験から、とてもよく理解できる話です。
理想だけで動けたスタートアップの頃とは違い、拡大にともなって「マネジメントをどうするか」とか「持続可能な利益を上げるためにどうするか」といったことを考えなければならなくなります。
しかし、そうしたことを利用者であった保護者自身が体験し、悩みながら進める姿は大変共感しました。

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その後、ひばりヶ丘児童センター内を見せていただきました。

西東京市内の12児童館のうち、ひばりヶ丘地域センターを含む5つの児童館では夜間開館をやっており、中高生を対象とした事業を行なっています。
このひばりヶ丘児童センターでまず驚いたのは、このラウンジスペースです。
板橋区の児童館では考えられない、モダンでゆったりとしたスペース。若者向けのカフェのようです。

このひばりヶ丘児童センターは「スポーツ施設」という位置づけで、バスケットコートやフットサルコートが完備されています。
また下保谷児童センターは「文化・芸術施設」という位置づけになっており、バンドなどで利用できるスタジオを完備しているとのことです。
板橋区でも児童館を中高生の居場所としても活用する検討をしていますが、なるほどこういう風にすれば中高生も来るのか…と、大変参考になりました。

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学童ルームでは、昔ながらのベーゴマを多くの子どもたちがやってました。
ベイブレードじゃないですよ。ベーゴマですよ。
プラスチックの樽とトラックの幌を使って作る土俵。こんな材料、今どこにあるの…?^^

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おなだか勝議員「オレの実力を見せてやる!」

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いきなり場外でした\(^o^)/

 

保護者自ら取り組むからこそ、深まる理解とコミュニケーション

視察終了後、古谷副会長と川名市議と軽く食事に行き、いろいろお話を伺いました。
自ら学童の運営を行なっているからこそのご苦労が、ひしひしと伝わってきました。

やはり自ら運営を行えば、理想を語っているだけではどうにもならない厳しい課題に次々直面します。
しかし、だからこそ自治体の置かれた状況や財政の現状などにも理解が深まり、行政と同じ目線で考え、コミュニケーションを積み上げていくことで信頼関係を築くことができるようになっているのではないかと感じました。
保護者自ら取り組む。本当にすばらしいと思います。
数々の苦難を乗り越えて、最初の理想がひとつでも多くの受託事業で実現するよう祈念しております。

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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