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子どもの倫理観が崩れ、簡単に手を染める―LINEで援助交際まで至った女子中学生に聞く(2)

多忙にて、前回記事よりだいぶ間が空いてしまいました。子どもとLINEをめぐる記事の第2回です。

今回は、A子さんがなぜ援助交際に至ったかを書きます。

 

 学校と合わず、悪友との付き合い、泊まりや家出…

 

A子さんは、中1のときには同学年のみ35人のLINEグループしか使っていなかったということでしたが…。

 

A子「中2の途中でiPhoneに変えたんだけど、そのときには、知らない人と知り合っていた。別のグループに友達が入ってて、誘われて入った」

 

友達の友達、そのまた友達…とネット関係がつながっていけば、どういう交友関係になっていくかは予測がつかないわけですね。

 

また、A子さんは学校とそりが合わなかったようです。

 

A子「中1の後半から、ちょこちょこ学校に行かなくなった。先生と合わなくなって。バレー部に入っていたけど中1のときにやめていた。

友達がチャラくて、その子と仲良くなってから髪染めたり眉毛染めたりスカート短くしたり、校則違反したら、先生とケンカになって。何もしてないのに教科書で頭を叩かれたり」

 

A子父「友達とは問題ないんですよね。学校に行けば楽しくやっている。

現在の担任は一生懸命だけど、娘が嫌い始めた。

学校は市の模範校に指定されていて、教職員全体で問題を封じ込めようとしているのではないかと感じる」

 

A子父「中1後半で部活をやめたわけですが、早く帰ってくると、遊ぶ友達が変わってくる。

泊まりや家出が増え、捜索願も数えきれないほど出した。

その頃、非常に家庭環境が悪い友達(以後、B子さんとします)と付き合うようになった。

そのB子との遊びがよくなかった。

ネット掲示板で知り合った人のところに、電車やタクシーで行くようになった。

iPhoneには『iPhoneを探す』機能があるが、それで娘のiPhoneを探すと、遠方の市を次々と移動していた」

 

直接の理由は、単に「お金がほしかったから」

 

中高生時代はいろいろ買いたいものが出てくるものですが、違法行為に対してきちんと指導する人がいないと、歯止めが効かなくなります。

「なんだ、チョロいじゃん」という認識が子どもに定着してしまうのが怖いところです。

 

A子父「共働きのうえ自分の転職により、家に帰ることができない日が増えてしまって鍵っ子の時間が増えた。結果的に両方がいなくなって歯止めが効かなくなった」

 

A子「中1の最後のときに万引きをやった。化粧品とか。全部合わせて10万円分くらい。ほしいものがあって買えないから」

 

A子「中3になってから、とにかくお金がほしくて、B子に相談した。そしたら援助交際を勧められた」

 

いわゆる出会い系のネット掲示板に相手方のLINE IDが出ているので、それを検索すれば簡単に知り合えたわけですね。

(なお現在は、LINEでは18歳未満のユーザがID検索機能を使用することができないようになっており、これと同じことはできなくなっています)

 

A子「とにかくお金を好きに使いたい、というだけ。化粧品買ったり、カラコン買ったり。

移動も電車とかタクシーを使ってた。

自転車で5分くらいのところでタクシー呼んだり」

 

A子父「去年7月下旬のある日、『iPhoneを探す』機能で娘のiPhoneを探したら、ラブホテルの中だった。

妻が確認したときには別の市に移動していた。

そこで娘のiPhoneをこちらから操作し、自宅にしかつながらないモードに切り替えた。

そうしたところ娘が家に帰ってきて『電波つなげろよ!』と怒鳴りこんできた。

娘は手に負えない錯乱状態だったので、警察を呼び、いったん児童相談所に入ることになった」

 

A子「援交を始めたのは児童相談所に入る3日くらい前から。その前は普通に遊びに行ったりだった。関係を持ったのは3人」

 

家族全員でLINEを退会、「娘を絶対にほったらかさないと決めた」

A子父「児童相談所から出てきたあと、今年の春に、家族全員でLINEを退会した。家族全員でやめなければ示しがつかなかったから。

最近、Twitterをやりたいというので、友達限定で監視しながらということで許可した」

 

A子父「下の子からもスマホを取り上げた。すぐに外のグループにつながってしまう」

 

A子「LINE仲間の小6女子に『やらせろ』などと言ってくるやつがいた。信じられない」

 

A子父「3人の援交の相手のうち、25歳男性が留置所で書いた謝罪文を読んだ。 幸せだった彼女と1年前に別れた、寂しさを紛らわせるためにLINEを始めて娘さんと出会った、本当に申しわけないことをした、将来は自衛官になって国のために働きたい…というように書いてあった」

 

男性の側も、自分の「倫理観の崩壊」がどのようにして起こり得るか、十分注意する必要がありそうです。

 

A子さんの父親は、子どもをネット上のリスクから守れるかどうかは「親がどうあるかで決まると思う」と語っています。

 

A子父「子どもが小さい頃にかまってあげなかったことが問題だった。事件後、子どもとかかわる時間を増やすために前の仕事を退職した。娘を絶対にほったらかさないと決めた」

 

次回は、ネット上のリスクをめぐる私の見解を述べて総括としたいと思います。

ブログ筆者プロフィール

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中妻 じょうた 板橋区議会議員

板橋区議会議員「IT区議」中妻じょうたです。 長年ITプロフェッショナルとして働いてきた経験を生かし、より多くの区民の声を区政に反映する仕組みづくり、そして人の可能性を伸ばす教育・子育て、また障がい者福祉など社会弱者の対策に力を入れていきます。 仙台出身。東日本大震災被災地支援や原発問題には積極的に関わっていきます。 趣味は中国武術、マラソン、ゲーム、読書など。

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