「弱体化する国内産業」中妻じょうた区政報告2 へこたれへん区政報告会(3)

5.28「へこたれへん区政報告会」報告第3回です。

「板橋区政から国政へのバトン」2つ目として「弱体化した国内産業」というお話をしました。

円安・ウッドショック・ウクライナ侵攻による物価高が公共施設整備にも影響

板橋区氷川町、長寿健康医療センターの隣の広大な敷地「板橋キャンパス」に、東京都の事業として、障がい者総合支援施設の建設が予定されていたのですが、これが「公募やり直し」になってしまいました。

円安、ウッドショック、ウクライナ侵攻といったトリプルパンチによる物価高で建築資材が高騰し、請け負っていた事業者が予定していた価格で建設できなくなってしまったのです。

現在、日銀・黒田総裁は金融緩和政策を見直すつもりはないようですが、そうすると円安・物価高は当面継続することとなり、板橋区の公共施設整備にも影響することが懸念されます。

例えば学校や保育園、道路や公園といった、区民生活に密接に関わる施設も整備が滞るおそれがある、ということです。

コロナ禍・インフレ・人材難で伝統工芸はピンチ

私は常時和服を着ています。
日本の伝統工芸はすばらしいと思っており、絶やしてはならないと思っているからです。

この日も、高島平7丁目で伝統の江戸小紋染めを続けている「小林染芸」さんで作っていただいた着物を着てきました。
複雑な美しさや風合いが本当にすばらしく、大好きです。

しかし、こうした伝統工芸が今ピンチに陥っています。

まず、高齢化です。
この着物を仕立てた職人さんは、なんと87歳だそうです。

そんな年齢で働けるというのはすばらしいことですが、しかしやはりどうしても「後継をどうするのか」ということを考えざるを得ません。

そして、コロナ禍。
このコロナ禍によって、高島平の風物詩にして最大の稼ぎどき「いたばし花火大会」が3年連続中止となってしまいました。
これによって、呉服屋さんに影響が直撃します。
高島平1丁目の「呉服や光永」さんによると、「花火大会が中止になってしまうと、夏の浴衣の売り上げがほぼゼロになってしまう」とのことです。

また、インフレ・ウッドショックによる木材入手困難な状況が「大島紬」をピンチに陥れていることも、以前ブログに書きました。

文化はカネ「だけ」では育たない

このような伝統工芸は、失われたら、復活させることは非常に困難です。

「今だけ、カネだけ、自分だけ」の風潮を見直し、日本の豊かな文化を再評価し、農業や林業を復興させ、地場産業を大事にしていくことが必要です。

そのためには、やはり板橋区だけでは限界があります。
新自由主義に食い荒らされた国政を糺す必要があるのです。

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