本日は、東日本大震災から13年目の3.11です。

今年1/1に能登半島地震が発災したことを受け、地域の3.11の受け止めも真剣みを増しています。
現在板橋区議会は予算審議が佳境に入っていますが、先日の予算委員会企画総務分科会では、災害対策関連の質問が非常に多かったとのこと。
私が所属している健康福祉分科会でも「災害医療体制の強化」といった新事業が所管に含まれており、私も災害時の通信手段などについて質疑を行いました。

昨日は、板橋区の総合防災訓練。
私は高島平七丁目町会の一員として参加しました。

雲ひとつない晴天のもと、高島平地域では徳丸ヶ原公園野球場にて総合防災訓練が開始されました。

放水訓練。
高島平七丁目町会の放水はバッチリ決まりましたが、他の町会では、ポンプの不具合で放水ができなかったところがありました。

仮設トイレ設置訓練。
取扱説明書だけ渡されて「さあ、作ってください」という無茶振り。
しかし、実際の災害時にはこうなるわけですから、よい訓練であると言えます。

20分少々で完成させることができました。
一度やっておけば、本番(が来ないことを祈りますが)ではもっとスムーズにできるでしょう。

他にも、別の町会は炊き出し訓練に挑戦していましたが、これは区側の段取りミスで、予定していた数の食事を作ることができませんでした。

通常こうした不手際は、行政は「なんとしても避けたいもの」と考えがちです。
しかし、これは訓練です。
訓練によって不具合を発見できれば、それを改善し、本番への備えを強化することができるのです。

最後の消防署職員による講評でも、放水ポンプが動かなかった点を例示し、このように述べられていました。

「放水できなくてよかったと思います。これで修理することができるからです。これによって、本当の災害に備えることになります」

失敗を「糧」とする防災訓練。
今後ともこのような防災訓練が行われるよう、提言していきます。

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