本日は、79回目の終戦記念日です。
私の53回目の誕生日でもあります。(毎年言ってますが😅)

私はいち区議会議員にすぎませんが、毎年この日は、戦争と平和を考える記事を書いています。

今年の8.15は、戦争のさらなる激化が暗い影を落とす日となりました。
ウクライナはロシアに対し越境攻撃を行い、さらに多くの住民が戦火にさらされる状況になっています。
またイスラエルのガザ攻撃は収束の兆しも見えず、加えてイランの参戦が懸念される状況です。

ウクライナ戦争は、終戦から79年が過ぎ、戦争経験がない私たちに
「戦争はなぜ起こるのか」
「戦争はなぜ終わらせられないのか」
をまざまざと見せつけています。

ロシアのプーチン大統領は、1週間程度もあればウクライナ全土を掌握できると踏んで攻撃を始めたと言われています。
その目論見は外れ、戦端が開かれてからもう3年が経ち、とうとう自国の民間人も戦争に巻き込まれ始めました。

かつて旧日本軍が満州国を打ち立て、口実をつくって中国との戦端を開き、首都を攻略すればすぐ終わるとの目算が外れて長期化していったことと重なります。

およそ計画というものは、当初の目論見が外れたら直ちに修正すべきものです。
ましてや、大勢の人々の命と生活を賭けて行うのが戦争なのですから、「思ってたんとちがう」と感じたなら、本来直ちに停止しなければならないはずです。

しかし、それができないのが戦争なのです。
まさに「大勢の人々の命と生活を賭けている」が故に、失敗を認めることができないのです。

もし今、プーチン大統領が「すんません、間違ってました、ウクライナから撤退します」と言ったらどうなるでしょうか。
ロシア国民は激怒するでしょう。
なぜそんな短慮で戦争を始めたのかと。
プーチン大統領の失脚は確実。場合によっては命の危険もあるでしょう。

だから、戦争はやめられない。
だからこそ、戦争は「そもそも始めてはならない」のです。

79回目の8.15。
昨日は、40兆円の防衛費増額を打ち出した岸田総理大臣が自民党総裁選不出馬を表明し、事実上9月までで総理大臣を退くことを明らかにしました。
安全保障政策の不断のブラッシュアップは必要ですが、使途も明らかにしないままの40兆円もの防衛費増額は、短慮と言われても仕方がないのではないでしょうか。

国民の声が届く政治を実現するため、私も引き続き、微力ながら力を尽くす所存です。

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