5.28「へこたれへん区政報告会」報告、最終回です。
明日から始まる参院選に立候補予定の松尾あきひろさんから、政治にかける想いを語っていただきました。
原点は、40歳で過労死で亡くなった友人
- 私、松尾あきひろは昭和50年生まれの47歳。
大学卒業後、IT企業で働いた後に弁護士になった。
- 弁護士として15年間働いてきた中で、1万人以上の人々のいろいろな悩みや不安を聞き、社会の理不尽にもたくさんぶつかってきた。
- 大きなターニングポイントは、40歳で過労死で亡くなった友人。
夜中の2時、会社帰りにコンビニに寄ったら、ふらふらっと倒れた。
打ちどころが悪く、そのまま亡くなってしまった。
葬式にも行ったが、参列者が若い人ばかり。
子どもは3歳と5歳で、お父さんが亡くなったこともよくわかってない。
奥さんはずっと泣いている。
本当に悲しい葬式だった。
私は弁護士として、遺族の代理人として会社や保険会社と交渉を行った。
しかし、いくらお金を得られても、亡くなった人は帰ってこない。
- 今もまだ日本で、毎年200人以上の方が過労で亡くなっている。
そしてその周りの人が悲しい思いをしている。
こういう社会を変えなければならない。それができるのは政治しかない。
「まぁひどいもんですよ」全然緊張感のない政治
- 私は衆議院議員となって永田町に足を踏み入れたが、まぁひどいもんですよ。
全然緊張感のない政治が行われている。
与党の議員は国会の審議中、ずーっとスマホをいじっていたり、居眠りしていたり、出たり入ったり。
全然ちゃんと議論なんかやっていない。
- その結果どうなるか。
まさに今中妻さんからお話があった健康保険の問題や、毎年何十兆円も積み上がっている財政赤字、少子化の問題など、積年の課題がまったく解決しない。
- 私はIT企業にいたこともあり、国会ではデジタル化政策に力を入れてきた。
日本のデジタル化は、世界に20年遅れていると言われている。
私はデジタル担当大臣に質問した。
「これだけ遅れている日本のデジタル化を前に進めるために、どうするのか」
大臣は、なんて答えたと思います?
「これだけ日本が遅れてしまっている悔しさを糧に、みんなでがんばれば必ず追いつけると私は信じています」
いいこと言ってやったと言わんばかりに。
デジタル大臣が堂々と精神論・根性論を振りかざす。
- この緊張感のない政治を終わらせる。
日本の課題にひとつひとつ向き合ってきちんと取り組んでいくためには、やっぱり政治が変わっていかなければならない。
- 今の政治は一強多弱と言われる。
政府・与党は「どうせ何やっても大丈夫でしょ、自分たちは安泰でしょ」と思っている。
この政治を、一刻も早く変えなければならない。
やはり自分がやらなければならない。
一日でも早く国政に戻らなければならない。
そんな思いを持って、参議院議員選挙に立候補することにした。
外交と安全保障は、セットでなければならない
- 今本当に危ないと思っているのが、ロシアのウクライナ侵攻。
もちろん一日も早く終わらせなければならないし、そのために日本がもっと汗をかく必要もある。
ただその一方、日本の中で、これに乗じてやれ防衛費を倍にしようとか、敵基地攻撃能力とか、挙げ句の果てに核武装したほうがいいんじゃないかとか、そんな話が勢いづいている。
この状況に、私は本当に危機感を持っている。
そんな話を今、世界的に不安定な状態の中で、フワフワした地に足のついてない状態でするのが正しいのか。
一触即発の状態だからこそ、抑制的にならなければいけない。
- 「外交」と「安全保障」はワンセットでなければならない。
いかに戦争を起こさないようにするかという外交の話と、万が一のときにどうするかという話をセットで考えなければならない。
いかに戦争を起こさないかのほうが大切なのは当たり前なのだが、それが置き去りにされてしまって、万一のときの話ばかりをしているのは、私は本当に危機感を持っている。
- 重要なのは、やはり信頼関係。日本が世界の中で信頼される国になること。
日本から攻めてくることはないから、日本に対して攻撃の意図を持つ必要はない、という信頼関係を築かなくてはならない。
国際社会の中で、きちんと日本が人権を大切にする、他の国にちょっかいを出したりしないというような信頼関係を作っていくことが何よりも大切だという点は、私は中妻さんとまったく一致している。
でも残念ながら今、逆のことをやっている。
「どんどん防衛費を増やしていこう」などという議論をしていれば、「日本は何か考えているんじゃないか」と疑われるのは当たり前。
10歳の息子が大人になり、子どもができる頃に…
- 今、日本は大きな課題に正面から向き合えない、解決することができない。
この日本をなんとか変えていきたい。
- 私も今47歳。あと50年くらいで“逃げ切れる”かもしれないが、私の子どもは昨日10歳の誕生日を迎えた。
自分の子どもが大人になる頃にはもうまずいと思うし、その子どもである私の孫のことを想像すると、(このままでは)もう無理だなと思う。
- なんとか変えなければならないという強い危機感を持って、この参院選をそのとっかかりにしていきたい。
少しでも日本の課題に向き合える政治を、腰を据えてやっていきたい。
- この参院選の東京選挙区は、著名人とかタレントとかいっぱい出て、大混戦になり、大注目の選挙区となる。
最後まで結果がわからない、そんな選挙になるので、私・松尾あきひろ、最終最後までがんばってまいりますので、ぜひ板橋の皆様も私・松尾あきひろにご支援くださいますようお願いいたします。