ChatGPTをはじめとする生成AIは急速に発展しており、多種多様な活用法が模索されるとともに、活用する上でのリスクも議論されています。

私も、ChatGPTが発表されてから、政治における活用方法を模索してきました。

その上で、私は「政治家こそ、AIを活用するべき」と考えています。

「民主主義最大の課題」とは

本来、政治は全ての人々の声を聞き、その上で最善の決定を下すべきです。

しかし、政治ではしばしば「ポピュリズム」が問題になります。

社会全体からすれば一部に過ぎない勢力が政治的に力を持ち、特定勢力だけに利益をもたらす政策に優先的に予算がつけられたり、優先度の低い政治課題に多大な政治リソースを割かれたりします。

最悪の場合、一人またはごく少数の人々によって致命的に誤った判断がなされる「ファシズム」に陥る可能性があります。

ポピュリズムは、ギリシア時代以来現代に至るまで存在し続けている、民主主義最大の課題と言えます。

AIでポピュリズムを超えろ

ここでAIの活用が重要となります。

AIを用いることでこうした「偏り」を見直し、政策の「網羅性」を維持し、社会全体にとって重要な課題から優先順位をつけるための示唆を得ることができます。

AIは大量の情報を処理し、重要な課題やトレンドを抽出する能力を持っています。その力を利用すれば、政治家はより多くの声を聞き、それに基づいて優先順位をつけ、最適な政策を検討することが可能になります。

ただ、AIに「偏見」がないわけではありません。

AIの分析は学習データに基づくため、データに含まれる偏見が結果に反映される可能性があります。AIの分析過程は「ブラックボックス」であるため、その結果がどのように導き出されたのかを理解することが困難です。

こうした注意はAI活用の上では常に必要であり、特に政治においては、最終的な判断は人間が行わなければならないことは論を待ちません。

しかし、現状においては「人間の持つ偏り・偏見」のほうが深刻です。

政治家がより多くの人にとって満足できる政治を行なっていくためには、AIの持つ不党性・網羅性を積極的に活用していくべきではないでしょうか。

  • 本記事の文責は私にありますが、記事を検討する上ではChatGPTを援用しました。
  • 本記事の画像は、Stable Diffusionを用いて生成しました。

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