10/31投開票の衆議院議員総選挙の結果、東京11区(板橋区)では、立憲民主党公認のあくつ幸彦さんは87,635票を獲得したものの惜敗となり、比例復活も及びませんでした。

  1. 下村 博文 122,465票
  2. あくつ 幸彦 87,635票
  3. 西之原 修斗 29,304票
  4. 桑島 康文 5,639票

選挙結果が出た翌朝、あくつ幸彦さんは大山駅南口の駅頭に立ち、選挙結果のご報告を行いました。

あくつさんの今後については私もまだ伺ってませんが、今日のツイートを見る限りでは心の回復に至っているようで、ほっとしています。

自分が過去に語ったことが時を経て蘇り、自分自身を指導する。
そういうことはあるものです。
なんにせよ、お元気になられてよかった。

さて、立憲民主党全体としては、現有議席109を割り込む96議席の獲得となり、党としては「敗北」と認識せざるを得ない結果となりました。

この結果を受け、枝野幸男代表は特別国会終了後に代表を辞任し、党員・協力党員・パートナーズの投票を含めたフルスペックの代表選挙を実施する意向を示しました。

https://cdp-japan.jp/news/20211102_2541

個人的には深い寂寥の念がありますが、ご決断を支持します。

トップの最後の武器は「自らの進退」。
菅義偉前首相がこの武器を正しく使い、自民党を踏みとどまらせることに成功しました。
同様の意味で、枝野さんのこの決断は正しいと私は理解します。

今回の総選挙の結果がなぜこのようになったか。
また、新たな立憲民主党の体制はどうあるべきか。
これらについて述べるには、まだ分析が必要であると考えてます。

ただ、ひとつだけ言えることは、もっと有権者と向き合わなければならない、ということです。

立憲民主党の衆議院議席数、96。
あくつ幸彦さんの得票数、87,635。

民主主義とは、数です。
現代社会は「数」でできています。

しかし、数とは常に、投影によって生じた「影」です。
実体そのものではありません。

影をいくら眺めていても、影の発生源がいかなる存在なのかはわかりません。

枝野さんとは、もうこれ7〜8年くらい前だと思いますが、春日で行われた憲法勉強会で親しくお話をさせていただいたことが今でも印象に残っています。

このとき枝野さんは「誰が選挙で私に投票していただいたのか、私にはわからないわけですよ」と語っていました。

まさしく、そこが本質だと思います。

誰が支持してくださったのか。
誰が支持してくださらなかったのか。
それぞれどのような想いで、その決断に至ったのか。

ここをもっと深掘りしなければ、同じところの堂々巡りになるでしょう。

もっと有権者と向き合わなければなりません。
そのためには、我々自治体議員の役割も一層重要になってきます。

何度でも「今、新たにそこにある存在」として、有権者と向き合っていく必要があると、私は思います。

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