私は現在、毎週金曜日夜にTwitterスペース「金曜はご意見伺い」を実施中です。
先週金曜で第6回となりました。
第6回は滝沢やすこ・江戸川区議会議員にもご参加いただき、教育について徹底議論する1時間半となりました。
不登校中学生が夜間中学に入学 香川県三豊市で全国初
今回は「自治体情報誌D-file」から気になった記事を引用して論ずるということをやってみました。
今回引用したのは、6/22中国新聞の記事で「不登校中学生 夜間入学 香川・三豊 9月にも 全国初」という記事です。
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国会では2016年に「教育機会確保法」が成立・施行され、不登校児童・生徒に対する幅広い教育機会を提供する基盤となっています。
夜間教育は、従来は義務教育を終えられなかった成人を対象としてきましたが、近年では日本語に不安のある外国人の学びの場としても注目されています。
それに加えて、教育機会確保法によって、不登校の現役中学生の選択肢のひとつとしても位置づけられました。
そして、全国初となる不登校中学生の夜間中学入学が、香川県三豊市で9月から始まる見通しであるとのことです。
板橋区にも夜間中学を!
現在、東京都内には8校の中学校夜間学級設置校がありますが、残念ながら板橋区内にはありません。
私は、平成30年9月25日の板橋区議会一般質問で「板橋区にも夜間中学を」と提言したことがありますが、そのときの教育長の答弁は「ニーズの把握に努めるとともに、他自治体での事例を十分に研究する」とのことで、実質進展はありませんでした。
◆中妻じょうた 議員
続いて、区内在住外国人の日本語学習についてです。
板橋区内では夜間中学を行っておりませんが、都内の夜間中学では、日本語を学びに来る外国人が非常にふえていると聞いています。夜間中学は、本来は義務教育を修了することができなかった方に、改めて義務教育の機会を提供する場ですが、日本語に問題がない学習者と外国人とでは学びの方向性が異なるため、夜間中学の本来の意義とずれてきているという課題があります。外国人にとっても住みやすい板橋区にしていくため、板橋区立小・中学校において日本語教育を行うための夜間中学に類する事業を行ってはいかがでしょうか、伺います。◎教育長(中川修一君)
板橋区議会会議録より抜粋
次に、区内在住外国人の日本語学習についてのご質問ですが、現状では、夜間中学に通学する約8割は外国籍の生徒であり、夜間中学は学齢期以上の外国籍の方に対する日本語教育の役割を果たしてきていると考えています。一方で、学齢期の外国籍児童・生徒は年々増加しており、教育委員会としては、まずは学齢期の外国籍児童・生徒の日本語教育に力を入れていきたいと考えているところです。
ご提案の夜間中学に類する事業につきましては、関係各課と連携し、ニーズの把握に努めるとともに、他自治体での事例を十分に研究してまいります。
このときは外国人の日本語教育の観点で質問しましたが、今ではさらに不登校対策としての夜間中学がクローズアップされ、夜間中学の必要性はますます高まっています。
コロナ禍に入って、特に中学生の不登校生徒が増加しており、対策の拡充が必要です。
「不登校特例校」全都道府県・政令市への拡大目指す…柔軟カリキュラム、学びの場確保へ(読売新聞)
東京都は人口も外国人も多く、8校で事足れりとはまったく言えないでしょう。
やはり、板橋区にも夜間中学を設置すべきと考えます。
次の議会での質問機会を捉えて、もう一度提言してみます!
このような感じで、毎週金曜日のTwitterスペース「金曜はご意見伺い」、皆様からのご意見をいただくことによって、私としても貴重な検討の場となっています。
次週も金曜日。だいたい22時。
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お待ちしております!