本日は板橋区農業委員会の視察で、小田原市・八王子市を訪れました。
最初に訪れたのは、小田原市の「漁港の駅 TOTOCO小田原」。
漁港の駅ではありますが、地元の農産物もたくさんありました。
「極早生みかん」が豊富に。
さすが小田原、という感じがします。
地域の生産者の皆様の写真と名前が掲げられています。
厳しい状況にもかかわらず農業を続けている方々は、みんな強い想いを持っています。
「生産者を主役にする」ことは、とても大事ですね。
さて、本記事のタイトルなんですが。
この真ん中の野菜、ご存知ですか?
「バターナッツかぼちゃ」と言います。
私は初めて見たので、まじまじとこのバターナッツかぼちゃを見ていたら、農業本職である農業委員の方が声をかけてくれました。
「中妻さん、それ買うんですか? 買うなら、ぜひ食べた感想を聞かせてください」
どういうことだろう? と思ったら、その方はこんな風に話してくれました。
「いや、そのバターナッツかぼちゃは暑さに強いんですよ。この夏、普通のかぼちゃを100株ほど植えたんですけど、3〜4個しか収穫できなかったんです。もしバターナッツかぼちゃが美味しいなら、次はそれを植えてみようかなと」
なるほど…!
それは切実です。
この夏は、観測史上最高気温だったとのこと。
農業にも大きな影響があります。
この気候の中でも生き残る農業を実践するため、どのような作付けにするか、農家の皆様も真剣に考えなければならないということです。
ちなみに、バターナッツかぼちゃの味ですが。
美味しいです!
普通のかぼちゃよりも、さっぱりした味わい。
生でサラダにしてもいいですが、オリーブオイルやバターでソテーにするのが一番美味しいと思います。
ただ、煮物には向かないかもしれません。
位置付けとしては、かぼちゃよりも、甘みのあるにんじんに近いかもしれない。
これからの農家は、食べ方も提案できないとですね!