地方議員が「ペルソナ4」をやってみた

激動の2021年も本日で終わり。
今日はちょっとゆっくり、閑話休題です。

かつてゲーム開発者だった私ですが、多忙やらなんやらで、最近はほとんどゲームをやらなくなりました。

が。
まったく唐突に「ペルソナ4」がやりたくなりました^^;

PSVitaの「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」ですら、もう10年も前のソフトです。
自宅で埃をかぶっていたPSVitaを引っ張り出し、久々に電源を入れ、本来であればこの夏に新規ダウンロードが停止されていたというPS Storeからのダウンロード版を購入してやってみました。

以前「ペルソナ3」はクリアしたものの、「ペルソナ4」の内容はほとんど知りません。
なのになんで今頃、呼ばれるようにこのゲームをやらなければならないと思ったのか…。

その理由は、開始後すぐに明らかになりました。

「市議“秘書”の女性問題がスクープ」て!!!
どんだけニュースないの稲羽市??

…いやいや落ち着け。
奥さんが有名演歌歌手で、浮気相手が地方局アナウンサーだからスクープになったんだよな?
そうだよな?

…と思っていたら。

いやいやいや!
市議会議員の事務所が「市外」にあるってどういうこと?

ていうか、市議会議員の常設秘書なんですかこの人?
地方議員の秘書は公費出ませんから、市議の自腹で雇ってるわけですね。
地方の市議の議員報酬ではとてもじゃないけど秘書なんか雇えませんから、この市議が経営者か資産家かなんかでお金持ちでないと無理ですね。
「議員報酬が安すぎてお金持ちしか市議になれない」問題の指摘でしょうか??

いや、あのですね。。。
市議・区議なんて、そんなにエラくないですよ?

* * *

そう。
なぜこのゲームをやらなければならないと思ったのか。

私の無意識に潜むシャドウが「このゲームはお前の仕事と関係あるぞ…」と呼びかけてきたのですよ。
たぶん。^^;

「大型スーパー v.s. 商店街」という難題

「ペルソナ4」は、序盤から私の職務意識を刺激し続けます。

「なんにもない田舎」の稲羽市で、半年前、大型郊外スーパー「ジュネス」が営業開始。
たちまち、地元商店街は青色吐息に…。

地元商店街はシャッター通りに。。。

そして商店街は異界と化し、酒屋の娘さんは…

うわあああああ

重い。
なんだこの重いテーマは。

「大型スーパー v.s. 商店街」という構図は、東京都板橋区にとってもまったく他人事ではありません。

板橋区は「商店街のまち」。
2013年時点では板橋区にはちょうど100の商店街があったとのことですが、その数は減少しており、現在はおそらく90前後ではないかと思います。

板橋区の商店街といえば「ハッピーロード大山商店街」「遊座大山商店街」「仲宿商店街」といった、今でも元気な商店街が有名ですが、区全体でいえばもっと小規模な商店街が大多数で、上記の稲羽市の商店街と大差ない「シャッター通り」になってしまっているところも少なからずあります。

反面、東武練馬の「イオン」をはじめとする、駐車場を有した郊外型スーパーは元気です。
活気がありすぎて、東武練馬駅やその周辺の交通安全の確保が課題になっています。

板橋区はまだマシで、さらに地方になると、郊外スーパーも立ち行かなくなって、周辺の商店街を壊滅させた上で自らも撤退してしまうという事例も起こっています。
その背景には、Amazonなどのネット通販の隆盛も無関係ではありません。

こうした地域経済活性化の問題は、非常に難しい。
民間資本に対して政治で下支えをするというのも、健全な地域経済を阻害するおそれがあります。

健全な地域経済発展のためには、地方政治は何をすべきか。
本当に重いテーマです。

私としては「チャンスがあるまち」をいかにして作っていくかが重要であると考えています。
新陳代謝があるのは仕方ないとしても、再生のチャンスがある。または新しくビジネスをはじめるチャンスがある。

そのためには、重い負担である「地価」をどうするかが政治課題になってきます。
「空き家・空き店舗活用」「用途地域や地区計画の柔軟化」「ベンチャー支援」など、地方自治体にもやれることはまだまだあります。

何より、国にはもっと本気で地方再生を考えてもらいたい。
かけ声だけの「地方創生」や地域間闘争を加速させている「ふるさと納税」などではなく、それぞれの地域をそれぞれに活かした地方再生に、国としても協力をしていただきたいですね。

10年以上前のゲームソフトが提示した政治課題が、解決しているどころか、悪化の一途をたどっていることにもう少し危機感を持ってもらいたいものです。

限られた時間の中で、何をなすべきか

ペルソナシリーズは「3」で大きくシステムが変わり、「時間」を考えて行動する必要が出てきました。

「4」でいうと、主人公は親の仕事の都合で1年間稲羽市に住むこととなり、翌年3月には稲羽市を去ることが最初から決まっています。

一生懸命過ごそうがボケッとして過ごそうが、1年という時間は平等に過ぎ去っていきます。
1年後、泣くか笑うかは、日々どう過ごしたかにかかってきます。

私はというと、あと1年4ヶ月で板橋区議会議員選挙です。
「ペルソナ4」の主人公と全然変わらないわけです^^;

「自らの行動に責任を持っていただきたい…」

イゴールの言葉が重くのしかかります。

「他者と関わり、絆を育み、貴方だけの“コミュニティ”を築かれるが宜しい」

そうだよ…。
まさにそれだよ…。

私に限ったことではなく、いかにして「新しいコミュニティ」を築いていけるかが、これからの地方議員に問われているように思います。

高齢化が進み、格差が拡大する中で「握った手を離さない政治」をどうやって実現していくか。

私にも現在、いくつか腹案があります。
年明け、徐々に実行に移してまいります。

皆様にとって、2022年が黄金の輝きの一年となりますように。

よいお年を!!

PAGE TOP