お米、卵、電気代、ガス代——。買い物に行くたびに、少しずつ値段が上がっていて、「給料は増えないのに、出ていくお金ばかり増える」。そんな不安の声を、区民のみなさんから本当によく聞きます。

そこで今回は、 物価高のいま、東京都や板橋区で「申請すれば受け取れるお金」 ——給付金・助成金を、立場ごとに整理してご紹介します。

ひとつ、先にとても大事なことをお伝えします。こうした制度の多くは 「申請主義」 といって、 黙っていても向こうから振り込まれない ものがほとんどです。知っている人だけが受け取れて、知らない人は取りこぼす。これは、とてももったいない。だからこの記事は、 「自分はどれに当てはまるか」をチェックしながら 読んでいただけると、一番お役に立てると思います。

⚠️ この記事は2026年6月時点の情報です。 金額・受付期限・申請方法・問い合わせ先は変わることがあります。実際に申請される前に、必ず各制度の公式ページ(記事末尾にリンク)で最新の情報をご確認ください。


1.【全区民が対象】1人1万円の「いたばし区民生活応援事業」

最初は、 板橋区民なら年齢も所得も関係なく、ほぼ全員が対象 という制度です。

  • 制度名 :いたばし区民生活応援事業
  • 対象令和8年1月1日時点で板橋区に住民登録がある方 (年齢制限・所得制限なし)
  • 内容区民1人あたり1万円分 のプリペイド型ギフトカード「バニラVisaギフトカード」。世帯ごとに1枚、人数分の金額がチャージされて届きます(4人家族なら4万円分)
  • 申請不要 。4月上旬に世帯主あてに「お知らせはがき」、カードは 4月下旬〜7月末 にゆうパック(対面受取)で順次届きます
  • 使用期限2026年(令和8年)12月31日まで
  • 問い合わせ :いたばし区民生活応援事業コールセンター 03-6632-1179 (平日9:00〜17:00)

国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」に、板橋区独自の上乗せをして配られているものです。「うちにまだ届かない」という方も、 7月末まで順次 ですので、もう少しお待ちください。届かない・はがきが見当たらない場合はコールセンターへ。

なお、 配偶者からの暴力(DV)などを理由に、住民票を移さずに板橋区へ避難されている方 も対象になる場合があります。こちらは申請が必要です(地域振興課 いたばし区民生活応援事業担当 03-6905-7916 )。

このカードの「2つの注意点」

もらったあとに損をしないために、ここはぜひ知っておいてください。

  1. 残高の確認方法 :このカードは 店頭では残高を確認できませんカード裏面の二次元コードをスマホで読み取る か、 バニラVisa専用ダイヤル 0570-077-096 で確認します。
  2. 使い切り・合算不可 :このカードは 使い切りタイプ で、 残高以上の買い物には使えず、他の支払い方法と合算もできません 。「残り800円、でも商品は1,000円。足りない200円だけ現金で」——という合わせ技が原則できないのです。中途半端に残った数百円は、 ネットショップなどでお店のポイントと組み合わせて差額を埋める と使い切りやすくなります(VisaギフトVanilla公式サイトに「少額の残高を使い切るヒント」があります)。

使えるお店は 全国のVisa加盟店 (店頭・ネット)。ネットで使うときは支払い方法を「クレジットカード・1回払い」を選びます。


2.【子育て世帯】子どもがいるなら、まずこの4つ

子育て世帯向けは制度が手厚いので、4つまとめてご紹介します。 018サポートと子育て応援+は「東京都」、妊婦給付とベビーシッター助成は「板橋区」 と、窓口が分かれる点にご注意ください。

① 東京都「018(ゼロイチハチ)サポート」

  • 対象 :0歳〜18歳のお子さん(都内在住)
  • 金額1人月額5,000円・年間最大6万円
  • 申請 :初めての方は 必要 (すでに受給中の方は原則不要)
  • 支給 :年3回(8月・12月・翌年4月)。 申請の目安は8月支給分が7月1日まで、12月支給分が11月1日まで
  • 問い合わせ :専用ダイヤル 0120-056-018 (9:00〜19:00・土日祝含む)

② 東京都「子育て応援+(プラス)」

  • 対象 :0歳〜14歳のお子さん
  • 金額1人11,000円を1回 (2026年4月13日から支給開始)
  • 申請不要(プッシュ型) 。ただし 018サポートの仕組みで配られるため、018サポートの申請が前提 です。まだ018を申請していない方は、 018を申請すれば子育て応援+も同じ日に支給 されます

③ 板橋区「妊婦のための支援給付」

  • 対象 :これから出産を迎える方
  • 金額妊娠届出・認定後に5万円出産予定日の約8週間前以降に胎児の数を届け出て、さらに5万円×人数分 (双子なら後半が10万円)
  • 申請必要 (届け出・面談)。妊娠がわかったら早めに区の窓口へ

④ 板橋区「ベビーシッター利用料助成事業」

  • 内容 :ベビーシッター利用料の一部を助成( 令和8年度も継続
  • 拡充 :2026年4月から、 小学1〜3年生の病児・病後児 にベビーシッターを使った場合も新たに対象に
  • 申請必要

3.【高齢者の方】年金にプラスされる「年金生活者支援給付金」

  • 対象 :年金を受給していて、 所得が一定額以下 の方
  • 内容 :年金に 上乗せ して支給される国の制度
  • 手続き新しく対象になる方には、日本年金機構から9月ごろに「請求できます」というお知らせのはがき が届きます。 同封の請求書を提出し、12月28日までに手続きが終われば、10月分までさかのぼって支給 されます
  • 相談 :書き方などで迷ったら、板橋区の 国保年金課 の窓口でも相談できます

はがきが来たのに「よくわからないから」と放っておくと、受け取れるはずのお金を取りこぼしてしまいます。 ご本人だけでなく、ご家族や周りの高齢の方にも「こういうはがきが来たら出してね」と声をかけてあげてください。


早見表:申請は「いる」?「いらない」?

制度 対象 金額 申請 窓口
いたばし区民生活応援事業 全区民(R8/1/1時点) 1人1万円分 不要 板橋区
018サポート 0〜18歳 月5,000円 必要(継続は不要) 東京都
子育て応援+ 0〜14歳 11,000円×1回 不要(※018が前提) 東京都
妊婦のための支援給付 妊婦 5万+5万×胎児数 必要 板橋区
ベビーシッター利用料助成 子育て世帯 利用料の一部 必要 板橋区
年金生活者支援給付金 低所得の年金受給者 年金に上乗せ 必要(はがき→請求) 国(日本年金機構)

損をしないための3つのコツ

  1. 「申請主義」を忘れない :何の手続きもなく無条件に全員へ届くのは、 区民生活応援事業のギフトカードだけ です(子育て応援+も申請不要ですが018サポートの申請が前提)。それ以外は、 自分で申請・請求・届け出をしないと受け取れません
  2. 「期限」と「窓口」をメモする :制度には必ず締め切りがあります。「これは自分かも」と思ったものは、今すぐ期限と問い合わせ先をメモしておきましょう。
  3. 迷ったら、一人で抱えずに窓口へ :制度は数が多く、正直わかりにくいものです。 区の窓口やコールセンターに電話すれば、ちゃんと教えてくれます。 「自分が対象かどうか」を聞くだけでも価値があります。

なお、 住民税が非課税の世帯への現金給付 や、 単身・若い世代に特化した支援 は、2026年6月の時点で受付中の新しいものを確認できませんでした。ただ、こうした給付は国の経済対策で また新しく出てくることがよくあります 。動きがあれば、改めてお知らせします。

制度は、知って、使ってこそ意味があります。 必要な人に、必要な支援が、ちゃんと届く板橋区へ。 私も議会で、申請のわかりやすさや支援の拡充を、引き続き求めてまいります。


出典・参考リンク(2026年6月時点)

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