高島平団地の建て替え、今決まっていることは?−−予算委員会総括質問(6)

3/22に登壇した予算委員会総括質問の解説、第6回です。

今回は、高島平まちづくり、荒川河川敷の自転車問題、ユニバーサルデザイン推進についてです。

「高島平団地が建て替えになる」早くもいろいろなご意見が…

板橋区が検討を続けていた「高島平地域都市再生実施計画」がパブリックコメントを経て、2月に正式決定しました。

高島平地域都市再生実施計画を策定しました

この計画の最大のポイントは、高島平の象徴である「高島平団地」の建て替えを見据えた区有地の活用です。

イメージとしては、下記の図のようになります。(高島平地域都市再生実施計画より引用)

高島平団地を建て替えるために、区有地である「種地」に住み替え用の集合住宅を建設し、建て替えの順番が来た団地の住民にそちらに引っ越してもらい、空いた団地を建て替えて、そこが完成したら次の建て替え順の棟の住民にそちらに引っ越してもらい…
という「順繰り建て替え」で、いずれは高島平団地の全棟を建て替える、という構想です。

最初の種地としては、最近では無料PCR検査センターとして活用された旧高島七小が想定されています。

しかし、高島平団地の住民の皆様にしてみれば、この計画を見れば心配になりますよね。

既に様々な意見が寄せられてまして、「自分は引っ越さなければならないのか?」「引越し費用は出るのか?」「家賃は上がるのか?」などなど…。

中には、そもそも「建て替え反対!」というご意見も。。。

高島平団地は入居開始から既に半世紀が経過しており、若い住民を呼び込むためにも、いずれは建て替えなければならないのは明白です。

私も霞ヶ関まで行って、URと国土交通省の担当者に、早期の建て替えを求めて直談判したこともあります^^

建て替え時期や家賃、引越し費用などがご不安になるのはよくわかります。
ただ、現時点では、高島平地域都市再生実施計画に書かれている以上のことは、建て替えの時期も含め、何も決まっておりません。
新たな情報がありましたら、私のほうからも随時ご報告したいと思います

3/22の総括質問では、「種地」とされた旧高島七小が担っていた役割、地域のお祭りやイベントの実施場所はどうなるのか、という点を質問しました。

○中妻じょうた
  次は、まちづくりについて、そのうちの第1は高島平まちづくりについてです。
  旧高七小が無料PCRセンターの終了、そして昨日でまん延防止等重点措置が終了いたしまして、都の無料PCR検査も終了したということなんですが、では、旧高七小は、高島平まつりや板橋区高島平ハーフマラソン、地域で使われていたお祭りやイベントの会場として今後使えるようになるんでしょうか。また、高島平地域都市再生実施計画に伴って、こうしたイベントの実施場所をどのように考えているか伺います。
○まちづくり推進室長
  区がこのたび策定した高島平地域都市再生実施計画におきましては、旧高島第七小学校跡地を含む再整備地区を連鎖的な都市再生の取組みの起点として活用することとしております。今後、まちづくりの具体化の検討を進める中で、地域のイベントが工事期間中も継続して実施できるよう、周辺の学校施設や野球場の活用等について調整を図るとともに、事業主管部署と連携しながら、将来的なイベントの実施場所についても検討してまいります。
○中妻じょうた
  大分ぼやっとした答えかなと思いますが、必ずこれ必要になる場所ですから、高島平としてずっとやってきたイベントですので、コロナだからたまたま中止になっているだけですので、こうしたイベントが開催できないというのは困りますから、きちんと場所を確保を念頭に置いて、計画を進めていただきたいと思います。

荒川河川敷が「自転車ハイウェイ」になっている件

ここのところ、自転車の交通安全に関する質問を重点的に行なっていますが、今回は荒川河川敷を走る自転車についてです。

荒川河川敷、特に堤防内側の河川管理用道路は、ロードバイクなどスピードの出る自転車にとって格好の「ハイウェイ」と化しています。

河川敷にはザリガニ釣りをする子どもや、野球やサッカーをしに来ている子どももいます。
中には自転車ライダーから罵声を浴びせられたというご意見もあり、住民から「河川敷の自転車をなんとかしてほしい」とたびたび要望が寄せられています。

この河川管理用道路は国土交通省荒川下流河川事務所の管轄で、実は道路交通法の適用外であり、警察も取り締まることができません。
しかし、このままの状態でいいのでしょうか。

区としても課題は感じており、啓発活動の拡充など、庁内でも知恵を出し合っていきたいと答弁がありました。

○中妻じょうた
  次の質問ですが、荒川河川敷を高速で走る自転車で多くの方からご意見をいただいています。堤防の下の非常に走りやすい部分が、高速で走る自転車がすごい勢いで飛ばしていくので、ザリガニ釣りをしていたりする子どもが非常に危ない。しかも自転車乗っている側から罵声を浴びせられるというようなご意見もいただいています。ひどいなと思いますので、こうした自転車に対して冊とかバンプを設けて、荒川下流河川事務所に要望を上げていくべきではないかと思いますが、どうお考えでしょうか。
○土木部長
  ご指摘の道路につきましては、河川管理用通路と呼ばれておりまして、河川監視ですと作業用車両が使用して、緊急時には物資輸送や水防作業、水難救助等の緊急走行があるため、物を置きましたり冊つける、障害物をつけるというようなことは禁止をされております。国土交通省も危険な自転車の問題は十分に認識しておりまして、ただ、河川は自由利用の原則がありましたり、道路交通法で適用されないというような中で、荒川下流河川事務所及び沿線の2市10区で構成する荒川下流河川敷利用ルール検討部会というのがございますが、その中で自転車は徐行、歩行者優先のマナー規約をつくっておりますので、これに沿って連携して啓発活動に取り組んでいるところでございます。この通路のあるエリアにつきましては、荒川下流河川事務所の直轄管理区域となっておりまして、区の花火大会、マラソン大会、水防演習などに際して、その都度占用許可を得て使用しておりますが、その際、ガードマン等による安全管理も行っておりますので、こうした機会も捉えて啓発活動ができないかどうか、庁内でも知恵を出し合っていきたいと思っております。
○中妻じょうた
  道路交通法が適用できないということは、警察も取り締まれないということですよね。この点でやはりいかにして強制力を持たせるかということに課題があるんではないかと思います。引き続き荒川下流河川事務所には当事者として安全管理に大きな責任があるということを区としても強く言っていただいて、一緒になって安全対策の推進に取り組んでいただきたいと思います。

車椅子で入店できるお店を増やしてほしい

「車椅子で入店できるお店を増やしてほしい」
というご意見もいただきましたので、3.22総括質問で取り上げました。

板橋区では「ユニバーサルデザイン推進計画2025」を定め、板橋区全体でユニバーサルデザインを進めるべく努力しています。

板橋区ユニバーサルデザイン推進計画2025の策定

ただ、どうしても計画が公共施設中心になるのは致し方ないとはいえ、例えば車椅子をお使いの方がハンデを感じる局面として、スーパーやカフェに入るときのような、民間企業が実施主体となるべき場合も多々あるわけです。

障害者差別解消法では、民間事業者も障がい者に対する「合理的配慮」を行うよう定められています。
板橋区でも、車椅子で入店できる飲食店についてネットで紹介するなどの検討をしていきたいとの答弁がありました。

○中妻じょうた
  次の質問でございます。ユニバーサルデザインの推進について、車椅子で入店できるお店を増やしてほしいといったご要望をいただいております。なかなか板橋区のお店の実情を考えると厳しいというのは分かるんですけれども、今後新しくつくるお店ですとか改修の際に、車椅子が入れるようにしようといった動機づけを行っていく必要がある思いますが、区としてどのように働きかけていくのでしょうか。
○福祉部長
  昨年6月の障害者差別解消法の改正におきましては、障がい者への合理的配慮が民間事業者においても法的義務に位置づけられました。区では、障がい者の自立と社会参加を推進し、障がい者差別を解消するため、障がい者への理解の促進と啓発活動を進めていくことで、民間の店舗における車椅子対応が進むよう努めてまいります。また区内の車椅子でも入店できる飲食店のお知らせに関しまして、民間の事業者との連携でウェブサイト上で紹介できないか今後検討するなど、具体の取組みを進めてまいります。
○中妻じょうた
  なかなか時間かかるかとは思いますけれども、長く続けることによってユニバーサルデザイン推進活動が一つのムーブメントになっていくように、引き続きの取組みをぜひお願いいたします。本項の質問は以上でございます。

次回は、3.22総括質問解説最終回。

「区施設に配備されている『さすまた』について」です!

…えっ、何それ?

次回にご期待ください^^

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